queerArchive for the Category

100年前に起きた「性別の自己決定」論の歴史的教訓

2005/02/28 月曜日 - 23:12:50 by admin

ニューヨーク大学で客員教授をしているオランダ人歴史学者、Geertje Mak 氏が GLQ(クィア理論系の学術誌)最新号(volume 11, issue 1)に載せた論文「”So we must go behind even what the microscope can reveal: The hermaphrodite’s “self” in medical discourse at the start of the twentieth century」を読む。

シンプソンズ「同性婚エピソード」の後味悪い大転回(注意:ネタバレ)

2005/02/21 月曜日 - 12:27:22 by admin

最近この手の話が増えてきているけど、tummygirlさんも紹介していた通り半年以上前から話題となっていた(大人向け)アニメ番組シンプソンズにおける「メインキャラクタの一人が同性愛者としてカミングアウトする」エピソードが昨日放映された…

「ブレンダと呼ばれた少年」が刑事ドラマのモチーフに

2005/01/20 木曜日 - 14:31:47 by admin

今週のNBC「Law & Order: Special Victims Unit」で、かの「ブレンダと呼ばれた少年」の実話をモデルとしたと思われる素晴らしいエピソードがあった。「Law & Order」というのはいわゆる刑事ドラマで、そのうち Special Victims Unit と呼ばれるシリーズはニューヨーク市警察の性犯罪捜査班を舞台とした物語だ。

同性愛爆弾

2005/01/17 月曜日 - 15:27:48 by admin

16日付のロイター通信より。米空軍の研究班が、非殺傷系の化学兵器の一環として「敵の兵士のあいだで同性間セックスを蔓延させるための化学物質」の研究を提案していたことが情報自由法に基づく情報開示で明らかになった。実際にこの提 […]

憲法24条の「異性愛主義」を隠蔽する「メタ異性愛主義」言説

2005/01/06 木曜日 - 12:54:44 by admin

fem-general メーリングリストで話題となっている憲法24条について。自民党の憲法改正プロジェクトチームが発表した「論点整理(案)」において「婚姻・家族における両性平等の規定(現憲法24条)は、家族や共同体の価値を重視する観点から見直すべきである」と明記されたのに対し、「男女平等と個人の尊厳を憲法から消させない」として「STOP! 憲法24条改悪キャンペーン」が発足し、集会などを開く。

同性間DVの取り組みから学んだ「公共的想像力」(ミーガン法 Part 6)

2005/01/03 月曜日 - 19:40:52 by admin

まえのエントリでわたしが「本当に性暴力を無くすためには、『自分も加害者になっていたかもしれない』という想像力を持つことが必要である」と書いたのに対し、なんばさんから個人的あるいはリベラリズムという観念的なレベルでは同意するとしつつも、現実に小児性愛やサディスティックな欲望とも無縁な「一般の善良な人」にそういう想像力を求めるのは無理ではないかというコメントがある。

ヒラリー・ローゼンの人間性

2004/12/18 土曜日 - 16:02:00 by admin

少し前の話になるけれど、先の選挙における同性結婚支持派の大敗の責任を取らされるようにして、ゲイ&レズビアン市民権団体として最大手であるヒューマン・ライツ・キャンペーン(HRC)の代表が辞任した。

「ポリガミー」と「ノン・モノガミー」の違い

2004/12/16 木曜日 - 18:10:23 by admin

いつきさんの掲示板経由でたどり着いた「OPEN-EYES ジェンダーとセクシュアリティを考える」ブログの最新記事、「ポリガミー」というセクシュアリティを読む。

「性労働者のためのクリニック」をめぐる論争

2004/11/25 木曜日 - 01:22:50 by admin

わたしの知り合いがいろいろ関わっていてというか、実情を知りすぎていてあんまり気軽に書けないけれど、今回取り上げるのはサンフランシスコにある「性労働者のための無料クリニック」における内紛について。

同性婚バックラッシュ/民主党内革命の希望

2004/11/23 火曜日 - 11:16:44 by admin

今月2日の大統領選挙からもう3週間になる。大統領・上院・下院・州知事の全ての選挙で共和党が勝利したばかりか11州で同性婚禁止の憲法修正案が成立するなどあまりに悲惨な結果を受けて落ち込んでいたわけではないけれど、LGBT系コンファレンスに参加するため旅行したり久しぶりにポートランドを訪れた友人をもてなしたりしているうちにしばらく時間が取れなかった。