2009/06Archive for

同性愛に比較的寛容な黒人社会が、選挙では同性愛者の権利に反対する理由

2009/06/18 木曜日 - 03:12:59 by admin

以前別ブログのエントリ「どうでもいい米国憲法学トリビア」で取り上げた、ワシントンDCにおける同性婚のステータスについて、ひきつづきいちかわゆうさんのエントリにコメントしてみる。ここで問題となっているのは、DCで同性婚を認めるかどうかというのとは別の問題として、同性婚を実現させた他の州で結婚した同性カップルがワシントンDCに移住してきたとき(あるいはDC住民の同性カップルが他州で結婚した場合)、法律上既婚カップルとして認めるかどうかという話。もちろん、他の州で結婚した人が既婚者として認められるのであれば、DCで同性婚が実現されたのとほぼ同じと言っていい。

警察がDV現場で加害者と被害者を区別することの困難/米国司法省報告メモ

2009/06/15 月曜日 - 11:06:50 by admin

米国司法省から「Making Arrests in Domestic Violence Cases: What Police Should Know」という報告書が公表された。ドメスティックバイオレンス(DV)における警察の逮捕の記録を分析したもので、著者はマサチューセッツ大学ローウェル校の犯罪学者。内容は、これまで多くの人が指摘してきたことが公式に確認された内容となった。

クレタ島でのバケーションが超うらやましいカカシさんへ

2009/06/01 月曜日 - 18:56:52 by admin

エントリ「米国トンデモ保守の主張を日本語で読んで楽して痩せる」に対して、さっそくカカシさんから反論があった。わざわざクレタ島でバケーション中にわたしの相手なんてしなくていいのになぁ。クレタ島で過ごせる貴重な時間がもったいないでしょ? わたしがもしクレタ島に滞在できたなら、絶対ブログでの議論なんてやらないな。まぁそれは人それぞれだけど。でもわたしは実際にはポートランドの自宅で暑い夏を過ごしているので、以下にぐだぐだ議論を続けてしまったりする。

同性婚論争を連邦裁判所に持ち込んだ弁護士の私利私欲

2009/06/01 月曜日 - 00:49:25 by admin

いろいろなところで既に話題になっているけれど、米国の法制度というか法文化がちょっと分かりにくいと思うので、同性婚禁止をめぐる先週のカリフォルニア最高裁の判決の周辺をちょっと解説。というのも、ゆうさん(id:calibaby)の「Prop 8の舞台は連邦裁判所へというのを読んで、これ違うんだけど、詳しく事情を知らなければこう受け取るのが普通だよなぁと思ったので。