politicsArchive for the Category

同性婚その他オレゴン州住民投票

2004/10/23 土曜日 - 12:11:18 by admin

Yoko さんから米大統領選挙に関連してオレゴン州の同性婚禁止憲法改正案についても書いてある朝日新聞の記事を紹介される。「マルトノマ郡当局が、同性カップルへの結婚証明書発行に踏み切った」ことをきっかけに同性婚反対派が「州憲法改正を求めて動き出した」というのは明白な間違いなんだけど(憲法改正を求める署名活動は同性婚実現より先にはじまっていた)、それを除くとよく書けている。

反対を向いたトラフィッキング対策(じゃなくて、米国務省対策)

2004/09/26 日曜日 - 03:08:37 by admin

朝日新聞より記事「歌手・ダンサー向け興行ビザ、厳格化へ 人身売買批判で」。以前 tummygirl さんが6月28日と6月30日にコメントしているのを見てちょっと資料を調べたことがあるのだけれど、要するに米国務省の報告書において「日本は『興行ビザ』の名目で多数の外国人女性を入国させ、彼女たちに過酷な低賃金労働や性労働を強制している」と指摘されてしまったのを受けて、ビザの発行基準を厳しくしようという話。

米大統領選:ジョン・ケリー候補、実は意外に優勢?

2004/08/16 月曜日 - 11:17:47 by admin

今年の米国大統領選挙も投票まであと3ヶ月を切り、ブッシュとケリーの支持率はともに40%代後半と再び接戦のように見えるけれど、総得票数ではなく各州から選出された選挙人の票数で勝敗を決するアメリカの制度では、実は全国的な支持率の推移は勝敗にあんまり関係ない。…

第二次大戦中の日系人強制収容を正当化する本を書いたフィリピン系米国人

2004/08/06 金曜日 - 11:27:08 by admin

名前を挙げて宣伝に加担するのもイヤなので本のタイトルは伏せるけど、レッシグ氏によると「第二次大戦中の日系人強制収容と、現在起きている(犯罪に何ら関わっていない)アラブ系市民の拘束」を正面から肯定する本が出ているらしい。

姜尚中編著「ポストコロニアリズム」を読んで反省したこと

2004/08/04 水曜日 - 23:17:49 by admin

サンフランシスコで買ってきた「ポストコロニアリズム 知の攻略」(姜尚中編著)を少しずつ読んでいるところ。わたしはアメリカの女性学で一応ポストコロニアリズ、アイヌモシリ・琉球を含めたアジア各地における日本植民地主義とその傷跡(というか、現在でも血が流れているのだけれど)としてのポストコロニアリティというのについてよく読んだことがなかったので、とっても勉強になっています。…

民主党党大会でのバラック・オバマ州議員演説

2004/07/30 金曜日 - 12:09:10 by admin

以下に紹介するのは、イリノイ州議会の上院議員であり、今年の連邦上院選挙に出ているバラック・オバマ氏による民主党党大会での演説。オバマ議員は民主党若手黒人政治家のホープ的存在だけど、全国的にはまだあまり知られていない…

ケリー、エドワーズ上院議員を副大統領候補に指名

2004/07/07 水曜日 - 04:56:55 by admin

今日は民主党の副大統領候補に選ばれたエドワーズ議員について。この人は民主党の予備選挙でケリーと最後まで大統領候補の座を争った事になっているけど、最初から大統領候補になる見込みがなかったのははっきりしてた。だって、上院議員になって一期目でしかなくて、ほとんど政治経験がないんだもの。あの明らかに経験不足だったブッシュだって、2000年の時点で州知事として8年目だった事を考えると、政治歴6年目のエドワーズがいきなり大統領の座を目指すというのは明らかに無謀。…

「正しい目的」を掲げた言論萎縮

2004/07/03 土曜日 - 03:37:08 by admin

マイケル・ムーアの「Fahrenheit 9/11」(邦題:華氏911)に対するさまざまな批判について、町山智浩さんがこのように反論している。…

ムーア監督への愛情を込めた(?)注文

2004/07/01 木曜日 - 05:19:54 by admin

わたしが書いた「Fahrenheit 9/11」への批判的な感想を読んだなんばりょうすけ氏がマイケル・ムーア擁護を書かれているので、それにお返事。…の前に、わたしの「Fahrenheit 9/11」批判について確認しておく。単に「こいつはムーアより左側の立場からアフガン戦争容認のムーアを批判しているだけだな」と誤読されたら嫌だし。…

マイケル・ムーア監督「Fahrenheit 9/11」の支離滅裂

2004/06/29 火曜日 - 19:09:24 by admin

公開から数日遅れてマイケル・ムーア監督「Fahrenheit 9/11」を観る。想像以上に重いようで、実は薄っぺらい映画。政権に操られた–ならまだしも救いがあるのだけど、自主的に政府の意図に沿うような形になっているようにも見える–米国のマスメディアには絶対に出て来ない映像が初めて見られるという事を除いて、出て来る事実は以前から「知っている人は知っている」事ばかりだけれど、政治に特に詳しくない一般の人にも伝わる形でちゃんと伝えているのは良い。でも、前作「Bowling for Columbine」や以前彼がやっていたテレビ番組と比べると独自性は薄いし、ムーアの必殺技であるはずの突撃インタビューもごく僅かしか使われていない上に、予想を裏切る展開が一切無く、ほとんど何の効果も発揮していない。…