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黒人保守論客シェルビー・スティールが語る「それでもオバマが勝てない理由」

2/21/2008 - 6:37 pm by macska

米国大統領選挙の民主党指名獲得競争ではこのところバラック・オバマ候補が好調。ほんの数ヶ月前には組織のしっかりしたクリントン候補には到底かなわないという声も聞かれていただけに、オバマ候補の最近の勢いはすごいと思うのだけれど、それでもオバマは勝てないと近著「A Bound Man: Why We Are Excited About Obama and Why He Can’t Win」で主張している黒人保守系政治評論家の Shelby Steele のトークに参加する機会があったので、報告する。ていうか本当は話を聞きに行ったのはちょっと前のことなんだけど、幸い話題の賞味期限が切れていないのでいまさらながら書く。 Read the rest of this entry »

わたしは左翼であるのかないのか、あるいは経済学をこのブログで取り上げる理由

1/29/2008 - 1:16 am by macska

最近、このブログのコメント欄や別ブログの方でちょっとくだらない議論をいくつかやってしまったのだけれど、その中でわたしのことを「左翼」と決めつける人がいたり、また別の人が「左翼とは思わない」と書いたりと、わたしの政治姿勢そのものが議題となった。また、どちらのブログにおいても経済学に関連した話題を取り上げることが最近増えており、なぜフェミニズムやセクシュアリティなど社会的公正の問題を中心的に扱っているブログにこうして経済学の話が頻出するのかと疑問に思っている人もいるのではないかと思う。本来わたしがどういう思想の持ち主であっても言っている内容を議論するのに関係ないだろうとは思うのだけれど、左翼フェミニストだから云々と「隠れた意図」まで想像されてあれこれ言われているようなので、今回はそのあたりを以前にも軽く取り上げた Thomas Sowell『A Conflict of Visions: Ideological Origins of Political Struggles』を参照しつつ説明してみたい。古い本だし邦訳も出ていないようだけれど、スティーブン・ピンカーが著書で引用していたりするので知っている人もいるかもしれない。 Read the rest of this entry »

考えていたよりも事態は進行していた/反売買春系フェミ団体観察記録3

1/27/2008 - 1:31 pm by macska

昨日「 反売買春系フェミニスト団体観察記録、パート2」を書いたばかりなのだけれど、そのあとドロップイン・センターに顔を出してみたところ、事態はわたしが思っていたより悪化していた。と同時に、その矛盾に満ちた状況から、米国の最貧困層を救済することの気の遠くなるような困難さを感じたので、連続になるけれども第三弾の報告をしたい。 Read the rest of this entry »

反売買春系フェミニスト団体観察記録、パート2

1/26/2008 - 8:59 am by macska

先月わたしが見学に行って、政治的・思想的な相違を超えて「これはすごい」と関心してしまった反売買春系フェミニスト団体について続報。わたしは前回のエントリを書いたあとも、週に2回開かれるドロップイン・センター(予約なく来ることができる相談所)をたびたび訪れて、たまにはちょっとお手伝いをしつつ、その様子を見てきた。あと、わたしは実はお茶のコレクターで紅茶やハーブティーを何十種類と持っているので、レイトン教授にならって毎回いくつか香りが良くて体が温まるお茶を持ち込んでドロップイン・センターに来ている人にふるまうことにしている。そうやって参加しながら観察した報告が以下。 Read the rest of this entry »

街頭買春エントリへの追記:経済学+エスノグラフィーの複合技がこんなにすごいとは

1/14/2008 - 12:04 am by macska

レヴィット&ヴェンカテッシュの『街頭売春の経済学』報告」への追加パート2。同エントリのコメント欄でcrafty さんから簡単な質問があったのだけれど、それに関連して少し書き足したいことがあったのと、それ以外の部分で追加したいことがあったので、ここに載せておきます。もうちょっと言いたいことをまとめてからエントリ書けば良かったと思うけど、まぁ一つのエントリが長過ぎても読んでもらえないし、ちょうど良かったかな(現状で既に長過ぎという噂もあるけど)。 Read the rest of this entry »

ラスベガスとネバダ州の売買春についてメモ

1/13/2008 - 3:47 pm by macska

前エントリ「レヴィット&ヴェンカテッシュの『街頭売春の経済学』報告」へのはてなブックマークにこんなコメントを見かけた。

2008年01月13日 nichijo_1 売買春 ネバダ州のラスベガスとかはどうなっているのだろう.

どうなっているのだろう、の対象が不明瞭なんだけど、エントリの主題は街頭売春についてだから「ネバダ州のラスベガスの街頭売春はどうなっているのだろう」という意味に解釈してみる。で、さらにこれも解釈になるんだけど、なぜネバダ州ラスベガスなのかという部分もよく分からない。まぁ一般のイメージとして、ネバダ州と言えば米国で唯一合法的な売春が認められている州だから、それに関連してのことだと想像してみることにする。間違っていたらごめん。 Read the rest of this entry »

レヴィット&ヴェンカテッシュの「街頭売春の経済学」報告

1/12/2008 - 3:59 pm by macska

ヤバい経済学』でも紹介された研究においてシカゴの麻薬ギャングのビジネスモデルを分析した経済学者スティーブン・レヴィットとスディール・ヴェンカテッシュ(数日前に『Gang Leader for a Day: A Rogue Sociologist Takes to the Streets』が発売されたけれどまだ手元に届いていないので未読)のコンビが、こんどは先週開かれた Allied Social Science Associations コンファレンスでシカゴにおける街頭売春の分析を発表した様子。面白いのでちょっと紹介しておく。 Read the rest of this entry »

慰安婦「否定論」の信憑性を高めてしまうVAWW-NET Japan抗議声明

1/3/2008 - 4:45 pm by macska

先月、米国に続いて欧州議会においても第二次世界大戦時における日本軍「慰安婦」問題に関する決議が出たが、それを受けての12月15日付けの読売新聞の社説「慰安婦決議 欧州での連鎖反応が心配だ」(リンク先はウェブ魚拓)がけしからんとの抗議声明が VAWW-NET Japan(「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク)から回ってきた。っていきなり分かりにくい文ではじまってしまったけど、欧州議会が日本に抗議していて、その抗議に読売新聞が抗議して(というか懸念していて)、さらにそれに VAWW-NET Japan が抗議しているということ。で、「読売新聞の社説に抗議し、謝罪・訂正広告を掲載するよう強く求めます!」と書かれたその抗議声明を読んでみたのだけれど、なんだかなぁという感じ。 Read the rest of this entry »

反売買春系フェミニスト団体を見学して感心したこと

12/18/2007 - 1:18 pm by macska

フェミニズムにおける激しい論争のひとつに、売買春に代表される性労働/性産業をどう評価するかというものがある。その大まかな分類は以前「売買春とフェミニズム理論4分類」で紹介したし、わたし個人の立ち位置は過去エントリ「『性労働者のためのクリニック』をめぐる論争」や『バックラッシュ!』キャンペーンブログ内エントリ「性労働者コンファレンス@ラスヴェガス報告」に詳しい。

反売買春をかかげる女性団体やフェミニスト団体ーー必ずしもすべての女性団体がフェミニスト団体ではないーーは昔からあったけれども、1980年代には法学者キャサリン・マッキノンらが中心となってポルノグラフィや性産業を厳しく規制する条例を作るなど法律を使った活動が活発になった。わたしの住むポートランドでも、性産業の撲滅を掲げるフェミニスト団体がいくつか設置された。そのうちの一つの活動を見に行く機会が最近あり、とても驚かされたので、紹介したい。 Read the rest of this entry »

トランスジェンダー追悼イベントの不愉快

11/21/2007 - 8:52 pm by macska

11月20日、ポートランドステート大学においてヘイト・クライム(人種やセクシュアリティなど被害者の属する社会集団への憎悪によって動機づけられた犯罪)によって殺害されたトランスジェンダーの人たちを追悼するイベントに参加。このイベントは毎年各地で同じ日に行なわれている。実際、毎年恒例にしなければいけないほど、米国内だけでも月に1件に近いペースでこうした犯罪は報道されているーー報道されていないものも多数起きていると思われる。 Read the rest of this entry »

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