2007/03Archive for

「蔑視」と「偏見」/自衛的行為を装う「合理的な差別」に対抗するための倫理

2007/03/26 月曜日 - 00:02:38 by admin

前回に引き続き、差別について。ただし今回は、別ブログで予告した通り「蔑視による差別行為」と「偏見による差別行為」の区別についての説明が主題。この区別はスティーヴン・レヴィット&スティーヴ・ダブナーの『ヤバい経済学』では「選好による差別 taste-based discrimination」「情報による差別 information-based discrimination」として紹介されているけれど、なぜそんな区別が必要なのか全然説明されていないので、まずはその辺りから。

差別についての、ごく基本的な考え

2007/03/25 日曜日 - 16:36:04 by admin

最近別ブログ *minx* のほうで関わった論争に関連して、差別についてのわたしの基本的な考えを明らかにしておく必要があると思ったので簡単にまとめてみます。ていうか、以下に書くことはほとんど以前某掲示板で書いたことの再掲なので、お馴染みの読者もいるはず。

「産む機械」シャツ騒動についての『週刊文春』ボツインタビュー公開

2007/03/04 日曜日 - 13:47:42 by admin

1月の柳澤厚労相の「産む機械」発言はブロゴスフィアでも実社会でも予想を上回る騒動になったけれども、中でもわたしがデザインした「産む機械」バッジ及び「産む機械」アパレルは「アホくさいのに無駄にカッコイイ」などとご好評いただいた。

東京女性財団のトンデモパンフ『GENDER FREE』を今こそ笑う

2007/03/02 金曜日 - 09:15:29 by admin

日本において「ジェンダーフリー」という言葉が広まるきっかけとなった東京女性財団編のパンフレット『GENDER FREE』。山口智美さんによってこのパンフの著者らがバーバラ・ヒューストンの論文「教育はジェンダーフリーであるべきか?」の趣旨を180度誤読していたことが暴露されて以来、保守派だけでなくフェミニストから見てもトンデモ文献と化してしまったけれど、実際読むとそんなことはどうでもよく思えるほどぶっ飛んだ内容があって読めば読むほど頭がクラクラしてくる。

無駄エントリ:小谷野敦著『若者とフェミに媚びる文化人』とあそぼう

2007/03/01 木曜日 - 13:29:37 by admin

さて、前回のエントリでは小谷野敦『すばらしき愚民社会』の文庫版加筆部分に書かれたわたしへの「悪口」(批判とは呼べない)を扱ったけれど、今回は予告通り同じ「若者とフェミに媚びる文化人」の章の中から他の部分から、笑える部分をピックアップして紹介していくことにする。