リストカット

2004年6月8日 - 8:44 PM | このエントリーをブックマーク このエントリーを含むはてなブックマーク | Tweet This

リストカットについて、わたしはセルフケアとして肯定的に受け止めるべきだと思っています。もちろんセルフケアがあるということは、それを必要とするような辛い現実があるわけで、その現実を解消するのは大切です。しかし、リストカットを止めさせるために何かをしようというのではなくて、まずリストカットがセルフケアであることを認めて受け入れることが必要じゃないかと思います。リストカットが問題なわけではないと。死ぬわけじゃないし。(自殺目的でカットする場合を除いて、通常のリストカットで事故を起こして死亡するケースは滅多にないでしょう。人間そんなに簡単に死なない。)
わたしの知り合いでは、リストカットの代わりに熱でブランディングする人がいます。金属でできた細い棒を熱く熱して、それを皮膚に当てることで軽い火傷を起こし、それで模様を作る。あと、自家製の道具(刑務所内でウォークマンから取り出したモータを使って囚人が作っているのと同じモノ)で小さなタトゥーを入れることでリストカットに代えている人もいます。
カッティングに近い方法だと、あるアーティストの人から「使い捨ての注射器」が超お勧めという話も効きました。注射針の先端は細く尖っているから、ナイフでは難しい赤い曲線(文字など)を描くのにも使えるし、ナイフと違ってどう間違っても大けがする危険はゼロ。それでいて鋭い感覚があるので良い、という話。
いずれの方法でも、傷が化膿しないような措置が必要ですが、リストカット自体が「いけないコト」「隠すべきコト」とされている限り、どうすれば安全なのかという情報があまり行き渡らないのが問題。リストカット当事者の交流サイトなども必要ですが、それに加えて「安全なリストカット」みたいなパンフレットもあればいいな、と思います。
(上記は、杏野丈センセイの[url=http://www.harikatsu.com/nikka2/calen.cgi?mode=view&YMD=20040607&w=1]6月7日の日記[/url]に関連して、そちらの[url=http://www.harikatsu.com/cgi-bin/swhatnew2/whatnew2.cgi]掲示板に書いた[/url]内容。これからもそこらの掲示板で書いた内容をここに保存していきます。)

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