古森義久氏「歴史学者187人の声明は反日勢力の『白旗』だった」を検証する

2015年5月12日 - 10:02 PM | このエントリーをブックマーク このエントリーを含むはてなブックマーク | Tweet This

先週発表された、北米をはじめとする各国の日本研究者ら187人による「日本の歴史家を支持する声明」について、産経新聞ワシントン特派員の古森義久氏がアクロバティックな解釈を公言している。かれによると、あの声明は米国の歴史家たちが三月に公開した声明文に比べて「反日的」な主張が大幅に後退させられており、実質的に「反日勢力の『白旗』」なのだ、というのだ。

三月の声明とは、「日本の歴史学者たちに連帯する」と題された二十人の歴史学者による連名の声明で、アメリカ歴史学会のニューズレターとウェブサイトに掲載された。内容は、日本政府が米国の教科書出版社・マグロウヒル社と著者に対して、世界史教科書における「慰安婦」問題についての記述を削除もしくは改訂せよと圧力をかけたことに抗議し、日本で「慰安婦」の歴史を研究する学者たちとの連帯を表明するものだった。今回の声明(五月声明と呼ぶことにする)には、三月声明に署名した歴史学者二十人のうち十二人が賛同している。

古森氏は、記事を次のようにはじめる。

慰安婦問題で日本を長年糾弾してきた米国の日本研究者たちが、「日本軍が20万人の女性を強制連行して性奴隷にした」という年来の主張を一気に撤回した。

 この主張には本来根拠がなかったのだが、ここにきてやっと日本側の主張を間接的にせよ認めたのである。日本側にとっては、歴史問題ではやはり相手の不当な攻撃に屈せず、正しい主張を表明し続けることの必要性が証明されたことになる。

古森氏は「慰安婦」の人数、強制連行の有無、「性奴隷」だったかどうか、の三点において、歴史学者たちの主張が三月声明と五月声明のあいだで大きく変化していると主張している。そのうえで、「こういう人たちは自分自身を学者と呼ぶのなら、その良心に従って非を認めるか、あるいは少なくともこの3月と5月の声明の大きな矛盾について説明すべきだろう」と訴える。

実際のところはどうだったのか。

古森氏は、三月声明は「マグロウヒル社の教科書の記述はすべて正しい」と「断定」していた、と主張するが、実際にその声明文を読めばわかる通り、マグロウヒル社の記述が正しいか正しくないかという断定は行っていない。学問的な議論に任せるべきところに日本政府が圧力をかけてきた(ジャパンタイムズに掲載されたインタビューによると、日本の外交官がアポイントメントも取らずにいきなり歴史学者のオフィスにあらわれ、勝手に椅子に座ると、一方的に「教科書の記述は間違いだから削除しろ」と迫ってきたという)ことに抗議するのが声明の趣旨だ。

「慰安婦」の人数について、五月声明では次のように書かれている。

「慰安婦」の正確な数について、歴史家の意見は分かれていますが、恐らく、 永久に正確な数字が確定されることはないでしょう。確かに、信用できる被害者数を見積もることも重要です。しかし、最終的に何万人であろうと何十万人であろうと、いかなる数にその判断が落ち着こうとも、日本帝国とその戦場となった地域において、女性たちがその尊厳を奪われたという歴史の事実を変えることはできません。

また、強制連行の有無について、古森氏は五月声明の次の部分を引用する。

歴史家の中には、日本軍が直接関与していた度合いについて、女性が『強制的』に『慰安婦』になったのかどうかという問題について、異論を唱える方もいます。しかし、大勢の女性が自己の意思に反して拘束され、恐ろしい暴力にさらされたことは、既に資料と証言が明らかにしている通りです。

古森氏は、これらをもって「反日勢力」が「慰安婦問題についての主張を驚くほど後退」させている証拠である、と主張する。ところが実際に三月声明を読んでみると、上記とまったく同じ認識が書かれていることに気づくだろう。

Historians continue to debate whether the numbers of women exploited were in the tens of thousands or the hundreds of thousands and what precise role the military played in their procurement.

(歴史学者たちは、搾取された女性たちの数が数万だったのか数十万だったのか、軍が募集に際して具体的にどのような役割を果たしたのか、いまだに議論を続けている:訳は引用者による)

これを読み比べると分かるとおり、「慰安婦の人数」「軍による強制連行の有無」という古森氏が「慰安婦問題認識の核心」として重視する論点において、三月声明と五月声明はほぼ同じ認識を示している。また、いずれの声明も、人数や軍が具体的に果たした役割については議論が分かれるとしながらも、大勢の女性が暴力の被害を受け、それに日本軍が関わっていたことを直視せよ、と訴えている点も共通している。これのどこに「矛盾」があるというのだろうか。

古森氏の主張のなかで、唯一妥当性があると思えるのは、三月の声明において使われていた「性奴隷」という言葉が五月の声明には見られない点だ。しかし上で引用した通り、五月声明においても「大勢の女性が自己の意思に反して拘束され、恐ろしい暴力にさらされた」ことが疑いようのない歴史的事実として指摘されている。それを性奴隷と描写するかどうかはともかくとして、実態として性奴隷と呼んでもおかしくないような状態であった、という認識は変わっていない。

もちろん、古森氏が「性奴隷という言葉が使われなくなったことは前進だ」と考えるのであれば、それは個々の解釈の問題であり、なんの問題もない。しかしそれ以外の面でかれが「前進」と受け取っているものは、すべて事実に基づかない虚言だ。三月声明と五月声明のあいだに、説明しなければいけないような「矛盾」は存在しない。

もしわたしがここで書いたことに少しでも疑問があれば、ぜひ両方の声明を読みくらべて、各自検証してください。あなたが保守でもリベラルでも、古森氏の長年のファンであったとしても、少なくともこの問題に関しては古森氏の解釈が誤りであることがわかるはずです。

80 Responses - “古森義久氏「歴史学者187人の声明は反日勢力の『白旗』だった」を検証する”

  1. SingleCarb◎放送法違反に罰則を (@SingleCarb) Says:

    部分翻訳をまな板に上げて「どちらの鮮度が上か」を比べるのではなく、「お品書き全体の流れが変わったのか否か」について、部分翻訳とは別の視野で、意見の異なる論者達全体で、検証し合う機会も必要だと思います。その意味では、古森氏による「評価」にも戦略的な意味が出て来る可能性はあるはずです。(その戦略自体へのマイナス評価も、その視野の中でなら議論出来ます。)

  2. goldbug Says:

    それにしてもマグロウヒルの教科書って、今時どんな急進左派の学者でも言っていないようなことをしれっと載せてますね。これってどう見ても右派勢力に対する贈り物にしか見えませんよ。自分たちの味方勢力だったら、どんな荒唐無稽なことを言っても見過ごすというのは、自分の首を絞めることにしかならんでしょう。

  3. 上毛野すもの (@jomosanzan_ahm) Says:

    @SingleCarbさん
    古森氏の場合、「鮮度」などの話ではなく、書いてあることをさも書いていないように見せて論評しているわけで、捏造といってもいいわけです。「戦略」なんて高等なもの以前の問題です。
    goldbugさん
    >それにしてもマグロウヒルの教科書って、今時どんな急進左派の学者でも言っていないようなことをしれっと載せてますね。
    具体的にどの部分でしょうか?例えば、「天皇からの贈り物」については
    http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20150322/1426959128
    こちらにあるように全くの根拠がないわけではありません。提示したページは「反論4」ですが、こちらでは秦・大沼会見で指摘された8項目すべてに反論がなされていますので、そちらをお読みになっても「荒唐無稽」と言えるのか、よくお考えください。

  4. goldbug Says:

    上毛野すものさん、
    「日本軍は14歳から20歳の女性を20万人も強制的に徴用し、性的奴隷として売春宿で働かせた」
    「日本軍はその活動を隠蔽するため多数の慰安婦を虐殺した」
    「日本軍は慰安婦を天皇からの贈り物として軍隊に供した」
    マグロウヒルの教科書の記述は以上のようなものですが、まず20万という数字について、これは吉見義明氏による推定になるものですね。この数字の根拠は以下のようなものです。
    当時、「ニクイチ」という用語が業者の間に流通していたが、これは兵29人に1人の慰安婦が適正な割合だという意味だからである。(『従軍慰安婦』p79)
    単にもしこの通りだったら20万になるねというだけの話で、実際の現場の状況から推定した数字では全くないわけです。そして吉見氏は20万という数字だけを出したわけではありません。彼が推定した数字は実際4万5千から20万です。そして朝日新聞によれば、吉見氏は「最近は5万人以上と改めた」http://www.asahi.com/articles/ASG7L5HWKG7LUTIL03L.html」そうです。にも関わらず、20万という数字だけを取り上げて、それだけの慰安婦が実際にいたと喧伝するのは、吉見氏にとってもありがた迷惑ではないかと思いますね。完全に数字が一人歩きしているとしか思えません。
    次に多数の慰安婦を虐殺したという下りですが、この話の出所はここです。
    根拠としてあげられたのは、第二次大戦中に「14万5000人の朝鮮人性奴隷」が死んだという日本の自民党国会議員荒船清十郎氏の「1975年(ママ)の声明」です。
     荒船清十郎氏の声明とは、彼が1965年11月20日に選挙区の集会(秩父郡市軍恩連盟招待会)で行った次のような発言のことです。
    「戦争中朝鮮の人達もお前達は日本人になったのだからといって貯金をさせて1100億になったがこれが終戦でフイになってしまった。それを返してくれと言って来ていた。それから36年間統治している間に日本の役人が持って来た朝鮮の宝物を返してくれと言って来ている。徴用工に戦争中連れて来て成績がよいので兵隊にして使ったが、この人の中で57万6000人死んでいる。それから朝鮮の慰安婦が14万2000人死んでいる。日本の軍人がやり殺してしまったのだ。合計90万人も犠牲者になっているが何とか恩給でも出してくれと言ってきた。最初これらの賠償として50億ドルと言って来たが、だんだんまけさせて今では3億ドルにまけて手を打とうと言ってきた。」  
    荒船発言の数字はすべて荒船氏が勝手にならべた数字なのです。国連機関の委嘱を受けた責任ある特別報告者マクドゥーガル女史がこのような発言に依拠したことは残念です。http://www.awf.or.jp/1/facts-07.html
    そして天皇からの贈り物についてですが、これについては陸軍省副官発北支那方面軍及中支派遣軍参謀長宛通牒を見れば分かります。「支那事変地ニ於ケル慰安所設置ノ為内地ニ於テ之カ従業婦等ヲ募集スルニ当リ、故サラニ軍部諒解等ノ名儀ヲ利用シ為ニ軍ノ威信ヲ傷ツケ且ツ一般民ノ誤解ヲ招ク虞」とあります。要するに軍は自ら業者に命令し、IDを与えておきながら、業者がその事実を明らかにすることはまかりならんと言っているわけです。それはなぜかと言えばもちろん軍の威信を傷つけてしまうからです。つまり天皇の軍隊ともあろうものが、姦淫にふけるなど、まさにあってはならないことだったのです。軍にとってはこのようなことをしているなど、死んでも陛下には知られたくなかったことでしょう。たばこや酒と同列に語るなど、まさに言語道断なのではないでしょうか。
    以上のように、マグロウヒルの教科書の記述は、一種のフレンドリーファイヤーと言ってもいいようなものだと私は思います。これは右翼勢力にとってはまさに格好の餌食ですね。

  5. Toshimi Minoura Says:

    産経の記事は、相変わらずおもしろいです。
    http://www.sankei.com/world/news/150516/wor1505160003-n1.html
    この記事を書いた産経新聞の中村将記者も、古森氏と同じく、3月の声明を発表した歴史学者の認識もマグロウヒル社の教科書の内容と同じだと誤解し、もしくはそうこじつけています、
    そこで、敵が集結していない(3月の声明にある「慰安婦の総数については、歴史学者は議論を続けていている」)ところへを、敵が集結している(「日本軍は売春宿で働かせるために20万人にもおよぶ14歳から20歳までの女性を強制的に募集し、徴収し、制圧した」)とおもいこみ、猛攻撃を加えたら(「日本政府が同社に対し、不適切な記述を是正するよう申し入れると」)、敵は「白旗」を掲げました(5月の声明にある『慰安婦の正確な数について、歴史家の意見は分かれていますといって、「日本軍が20万人の女性を強制連行して性奴隷にした」という年来の主張を一気に撤回した』)というわけです。

  6. Toshimi Minoura Says:

    (上記のコメントのつづき)
    つまり、敵のいないところを猛攻撃したあと、そこを調べたら敵はいなかったので、敵を敗退させたといっているようなものです。
    私に分からないのは、これが産経新聞の記者達による意図的な誤報なのか、それとも思い込みなのかと言うことです。
    コメントが長くなると、

  7. Toshimi Minoura Says:

    コメントが長くなると、『コメントを送信』ボタンが表示されません。私は、Google Chrome を使っています。

  8. Toshimi Minoura Says:

    > 「日本軍は、部隊に対し、天皇からの贈物であるとして、これら女性を提供した」
    これはカルフォルニア州立大学サンフランシスコ校のサラ・ソー教授の本に出典を麻生徹男軍医の本として記されています。
    そこで、彼についてWebで調べましたら、麻生軍医は従軍慰安婦の性病対策に貢献した人で、従軍慰安婦を「皇軍将兵ヘノ贈リ物」と呼んでいます。
    「戦地ヘ送リ込マレル娼婦ハ年若キ者ヲ必要トス。而シテ小官某地ニテ検黴中屡々(シバシバ)見シ如キ両鼠蹊部(ソケイブ)ニ横痃(オウゲン)手術ノ瘢痕ヲ有シ明ラカニ既往花柳病ノ烙印ヲオサレシ、アバズレ女ノ類ハ敢ヘテ一考ヲ与ヘタシ。此レ皇軍将兵ヘノ贈リ物トシテ、実ニ如何ハシキ物ナレバナリ。」
    また、性病を防ぐには日本の「アバズレ女」はだめで、朝鮮の若い未経験の女性が「贈り物」には適しているとも書いています。。
    「ハン トウ人ノ内花柳病ノ疑ヒアル者ハ極メテ少数ナリシモ、内地人ノ大部分ハ現ニ急性症状コソナキモ、甚(ハナハ)ダ如何(イカガ)ハシキ者ノミニシテ、年齢モ殆ド20歳ヲ過ギ中ニハ40歳ニ、ナリナントスル者アリテ既往ニ売淫稼業ヲ数年経来シ者ノミナリキ。ハン トウ人ノ若年齢且ツ初心ナル者多キト興味アル対象ヲ為セリ。」
    ところで、「皇軍将兵ヘノ贈リ物」をしたのは、だれでしょうか?

  9. 上毛野すもの (@jomosanzan_ahm) Says:

    goldbugさん
    専門家による推計の最大値を使用することが何故問題なのでしょうか?
    吉見氏の推計は日本軍の兵士数などを元に当時の資料を用いて行っていることはgoldbugさんもご承知の通りですね。
    ちなみに、「5万人以上と改めた」ですが
    これは、岩波ブックレット『日本軍「慰安婦」制度とは何か』において
    「どんなに少なく見積もっても五万以上になるというのが私の推計です。」(p.55)
    と書かれたことが根拠と思われます。しかし、“20万人を改めて”や“20万人は誤りで”といった記述は全く見られません。
    それどころか、「実数はさらに大きくなると思います」と書かれています。
    それ以外に、吉見教授が“20万という推計を捨てて”「5万以上と改めた」と考えられるような根拠となる文献が存在するのでしたらお教えください。
    (ちなみに、「5万以上」には当然20万も含まれますが)
    虐殺については私も荒船発言およびマクドゥーガル報告の影響も
    あるとは考えますが(特に「多数」の部分)
    「虐殺」自体は存在した可能性が高いです。
    『慰安婦らが日本軍に虐殺されたという記述』
    http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20150513/1431538564
    ここで書かれている証言は、これ単独ではなく、日本軍に関する他の多くの研究と照らし合わせて考えたときに十分に蓋然性の高いものであると考えられます
    それからこちらも
    http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20150323/1427042397
    (蛇足になりますが荒船氏は日韓条約協定特別委員でした。
     私もこの発言自体は根拠のないものと考えますが
     取り上げられるだけの素地があったことも留意する必要があります)

  10. 上毛野すもの (@jomosanzan_ahm) Says:

    以上のように、マグロウビル教科書は歴史学研究から大きくはずれたものではありません
    例えば、「20万人」を「最大で20万人ともいわれる」くらいに
    細部のニュアンスにおいて改めた方がよいのではというくらいです

  11. 上毛野すもの (@jomosanzan_ahm) Says:

    (すみませんコメントが上手く反映されないため上記「以上のように~」の前に投稿したはずのものを短く分けて再投稿してみます)
    副官通牒についてですが、
    まず、「威信」というのは「権威と、それに伴う信頼感」を
    意味しますので、基本的に上の者が下の者に示すものです。
    まず、その点で「陛下には知られたくなかった」というのが的外れです

  12. 上毛野すもの (@jomosanzan_ahm) Says:

    さらに、この資料についてお詳しい永井和教授の
    『読売新聞のお役に立てなかった私の論文』
    というエントリを読んでいただくとわかりやすいですが
    「兵士の留守家庭の動揺を防ぐために」つまり、「銃後の国民」へ知れ渡ることを危惧して出されたものであることが分かります。
    (元論文は「日本軍の慰安所政策について 永井和」で検索するとみつかります)
    「陛下には知られたくなかった」から出したものではありません。
    第一、私の提示したリンク先に
    「此レ皇軍将兵ヘノ贈リ物トシテ」と書かれた当時の報告書が示されていますよね
    (URLを多く入れていたために反映されなかった可能性があるため今回リンクは省きました。検索してください。)
    投稿が重なってしまったことをブログ主様にはお詫びもうしあげます。

  13. Tomo Moriya Says:

    政府機関が歴史修正主義を正すことは行けないことなのでしょうか。慰安婦の記述だけではなく、マグロウヒルの教科書は南京大虐殺の犠牲者は40万人と記述(と日本では報道されています)するなど歴史修正主義そのものです。
    慰安婦の数も「数万人から大きく見積もって20万人」と記述するならまだしも20万人(約20万人でしたっけ?)と選択的に決め打ちしていることからも、歴史修正主義的です。
    それとも政府機関は、歴史修正主義も学問の自由として尊重しなければならないのでしょうか。

  14. やれやれ Says:

    「三月声明」との差異、ではなく、「三月声明」において正当化されたマグロウヒル社の教科書の記述、との差異でしょう。この差異は、確かに格段の進歩です。反日レイシストにとっては大きな後退ですね。

  15. goldbug Says:

    上毛野すものさん、

    専門家による推計の最大値を使用することが何故問題なのでしょうか?

    確かに20万という数字を使ってはいけないということはないかも知れません。しかしそれは左翼学者の推定値の最大値ですから、それをまるで合意された数字であるかのように言うのはやはりおかしいと思います。吉見氏は下限の4万5千という数字も出しているわけですし、秦郁彦氏は2万という数字を挙げていますね。でしたら右翼学者の数字も取り上げるのが公平というものではないでしょうか?「20万の女性が慰安婦にされた」と、「慰安婦にされた女性の数は2万とも20万とも言われる」ではずいぶん印象が違います。
    また「日本軍は14歳から20歳の女性を20万人も強制的に徴用し、性的奴隷として売春宿で働かせた」というのですが、これではまるで慰安婦は全てが14歳から20歳だったかのような印象を受けないでしょうか?内地では醜業条約の関係から、21歳以上でなければ慰安婦になれませんでした。慰安婦は内地の女性も多かったはずで、ですから全てが14歳から20歳だったというのはおかしいでしょう。また例えばフィリピンの慰安所の診療記録を見れば、確かに15歳や16歳の女性がいたことが分かるのですが、同時にそうした女性は少数派であり、多くは成人だったことが分かります。ですからこうした記述も公正なものとは思えません。

  16. やれやれ Says:

    上毛野すものさん。
    >専門家による推計の最大値を使用することが何故問題なのでしょうか?
    >(ちなみに、「5万以上」には当然20万も含まれますが)
    支離滅裂ですね。
    最大値が明示されていないのですよ。
    「5万以上」は、おっしゃる通り20万も含みますし、
    それどころか200万だって含みます。
    要するに、学的な厳密性を欠いている。
    吉見氏が総数に関する(そして出身地別構成比に関する)議論から撤退した、
    あるいは議論する資格と能力がない、と看做しても、
    決して不当ではない状況となっているのです。
    >虐殺については私も荒船発言およびマクドゥーガル報告の影響も
    あるとは考えますが(特に「多数」の部分)
    >「虐殺」自体は存在した可能性が高いです。
    一軍医の見解の問題もそうですが、
    特殊の一般化は決定的な瑕疵で、
    デマの吹聴に等しいのです。
    「特殊の一般化」こそが問題なのですね。
    木を見て森を見ず。
    一事が万事的妄想。
    慰安婦問題を巡ってはこれが多すぎます。
    一般的慰安婦像の把握が大切です。
    というわけで、マグロウビル教科書は歴史学研究から大きくはずれたものなのですが、
    そもそも、論述における技術的誤り、統計的手法の放棄といった、
    「歴史学以前」の問題の方が大きいといえるでしょう。

  17. macska Says:

    「やれやれ」さん、
    > 「三月声明」との差異、ではなく、「三月声明」
    > において正当化されたマグロウヒル社の教科書の
    > 記述、との差異でしょう。
    三月声明において「マグロウヒル社の教科書の記述」がどのように正当化されていますか?嘘はやめてください。

  18. やれやれ Says:

    マグロウヒル社の教科書における「反歴史学」的記述に対し何の批評もしない/できないどころか、
    なんとそれへの歴史学的成果に基づく指摘を誹謗するのですから、
    前者の擁護、オーソライズに他ならないですよ。
    事実、マグロウヒル社はこれによって意を強くし、
    学問に対する侮蔑的態度を改めようとしていません。
    この様な効果があったわけです。
    そして、この様な効果の発現について、
    反省が示されたこともありません。

  19. Toshimi Minoura Says:

    > 学問に対する侮蔑的態度を改めようとしていません
    https://www.facebook.com/nobukatsu.fujioka/posts/804358926316550?fref=nf
    これは、マグロウヒル社の教科書『伝統と遭遇』にある慰安婦の記述の訂正をもとめる東大関係者(教授もしくは名誉教授)3人をふくむ19人の日本人歴史家有志による勧告文です。
    マグロウヒル社の教科書の著者の一人は、自分達は慰安婦問題の専門家でないから、専門家が冷静に誤りを指摘してくれれば、訂正するといっていました。実際、この教科書の記述にはいくつかの誤りや不適当な表現がありますが、この勧告文はそれ以上です。
    > 朝鮮半島における慰安婦の調達では、当事者の多くは朝鮮人が占めており、関係者の相互関係の全体像は、次の模式図で表される。
    > Japanese Local Troop |←  contract  → | |  Parent → Broker → Brothel Owner or Pimp   ←-→ Comfort Station (Korean) (Korean) (Korean and Japanese) contract || ↗ Soldier
    Daughter (Japanese and Korean) 
    これでは何を言っているのかわかりません。朝鮮における慰安婦の調達はいろいろな手段によって行われました。慰安婦を募集は、業者を介するだけでなく、例えば、朝鮮総督府により地域の行政機関や学校を介してもおこなわれました。サンフランシスコ州立大学のサラ・ソウ教授の「The Comfort Women」という本には、さまざまな募集形態が実例をもって詳細に記載されています。
    > ③ age fourteen to twenty 1945年フィリピンで米軍の捕虜になった慰安婦20人(日本人11,朝鮮人6,台湾人3)の調査カードによると、うち19人が20歳以上である。(US National Archives, RG 389-PMG)。 twenty は twenties と修正すべきである。
    一例を持って、全体のことはいえません。アジア女性基金のサイトにある、日本軍軍医による慰安婦の「検微報告書」には15・16才の少女も記載されています。東大・京大の関係者を含む19人の「歴史学者」が、慰安婦問題に関し発言しようとおもえば、アジア女性基金のサイトの資料ぐらい読んでおくべきです。
     > ⑤ majority of the women came from Korea and China 秦の推計では、全慰安婦数は約2万人で、そのうち最も多数を占めるのは日本人の約8000人、朝鮮人はその半数の約4000人、Chinese and others は約8000人であった。
    秦先生の1993年の推計では9万人、それが1999年には2万人になりました。いずれにしろ、根拠を示すべきです。秦先生による民族別の慰安婦の数の根拠をご存知の方は、簡単でよろしいからご教示ください。アジア女性基金のサイトには、そのような信頼できる資料はないと書いてあります。
    > ⑥ between twenty and thirty men each day ②と⑥は、きわめて誇大な数字であり、自己矛盾(self-contradiction)の関係にある。「20万人の慰安婦」(②)が「毎日20人~30人の男性を相手にした」(⑥)とすれば、日本軍は毎日400万回~600万回の性的奉仕を調達したことになる。
    「20万人の慰安婦」というのは多すぎますが、これは特定の時点の慰安婦数でなく、1932年の上海事変から1945年の終戦までの期間における慰安婦の総数です。慰安婦の交代がありましたから、特定の時点の慰安婦数はこれ以下です。「20万人の慰安婦」と「毎日20人~30人の男性を相手にした」には問題がありますが、この反論はそれ以下の単純な誤りです
    > 他方、1943年の日本陸軍のoverseas兵力(strength)は約100万であった。教科書に従えば、彼らは全員が「毎日、4回~6回」慰安所にかよったことになる。戦闘する暇も、まともに生活する暇さえもなくなる。
    秦先生ですら、日本陸軍の平均兵力を1993年の推計では300万人、そして1999年には250万人としています。100万の兵力で210万人が戦死するわけはありません。そして、南方の島では、米軍の反攻があるまで戦闘はありませんでした。そして、それぞれの地域における戦闘は短期間でおわりました。マイケル・ヨン氏も同じような、誤った議論をしています。

  20. Toshimi Minoura Says:

    > twenty は twenties と修正すべきである
    これを全ての慰安婦が20代と誤解していましたので、上記のコメントのこの部分は撤回します。
    ただし、”age fourteen to twenties” は’おかしな表現です。また、30代の日本人慰安婦もいました。

  21. Toshimi Minoura Says:

    話題は違いますが、マイケル・ヨン氏が、今までの記事と対極的な記事を書いています。
    http://michaelyonjp.blogspot.com/2015/05/burma-strong-evidence-of-limited-sex.html?spref=tw
    「(ビルマの)Kalagon村では、日本人たちはイスラム教徒の村民は英国人を援助していると信じていたので、日本人たちはおよそ600人の村民を集めて、彼らを銃剣で突いて、体を水を汲む井戸に投げ込んだ。」
    「その元日本兵は“女性たちは性奴隷として連れ去られ10人の少女/女性がいて(一人は10歳未満だった)(本人を含めて)総勢11人だった”と話した、と哲郎氏は言った。」
    スポンサーが言うとおりに記事を書けといわれて、それをヨン氏が拒絶したら、資金援助をとめられたと、彼のブログに書いています。
    http://michaelyonjp.blogspot.jp/2015/03/blog-post.html
    そこで、彼は、「慰安婦問題に関して、日本軍の犯罪性を示す証拠はない」と主張していたのですが、彼の書く記事の方向が変わったのかもしれません。
    ****
    しかし、ヨン氏はスポンサーと喧嘩別れしました。これは、スポンサーがヨン氏にスポンサーの言うとおりに記事を書けといわれて、それをヨン氏が拒絶したからだと、ヨン氏のブログに書いてありました。
    http://michaelyonjp.blogspot.jp/2015/03/blog-post.html
    日本:慰安婦とその他の件に関する私の調査についての資金
    2015年3月のポスト記事から
    いろいろな意味で資金調達が難しくなっている.第一に,これは世界規模から見ると,取るに足らない事である.つまりこの件は非常に重要であるが,同時に世界のスケールから言って,興味を示すであろう潜在的な読者層は非常に限られるということである.
    ほかにもある.興味を示す読者の多くは日本人であるということだ.この意味で寄付をするという文化が日本人には無い.(寄付をサポートベースに書きものをしてタイや日本で生活していくということはあまり良い考えではない)
    かつて2件の大きな寄付の話があった.どちらもうまい話だった.どうやら私が書くことをコントロールできると思っていたらしい.そんなことできっこない.案の定,寄付は打ち切られた.
    現実はこうだ.裏庭にオイルの蓄えが十分に無ければ誰も働いていくことができない.生活,調査,執筆,全て実際にコストがかかってくる.どんなに熱意を持っていたとしても資金繰りができなければ仕事を成し遂げることはできない.

  22. やれやれ Says:

    マグロウヒル社に対する「サポート」が何であった/あるのかということ。
    それには少なくとも、学的成果に則し、誤りの訂正に寄与するという「サポート」は含まれていない。
    そして、それを含まない「教科書出版社へのサポート」にどんな意味があるのかということ。
    Toshimi Minoura さん。
    「三月声明」における誹謗は日本政府に対してのものです
    (日本政府の見解は当然既知の学的知見に基づいています)。
    そして、日本側学者からの指摘は決定的ですが、
    あなたほどの反論さえなされていません
    (あなたはとりあえず秦氏の書を読むべきですが)。
    無論修正もなされず、
    どれどころか修正の必要はないと強弁しているようです。
    やれやれ。

  23. 上毛野すもの (@jomosanzan_ahm) Says:

    goldbugさん
    吉見教授は「左翼学者」なのですか?できれば「左翼」の定義とともに示していただきたいのですが。
    また、「左翼学者」だと、資料を元にした推計が間違いになるのですか?
    間違いだと言いたいのなら、同じく資料をもとに、より蓋然性の高い推計を出すなりするのが普通ではありませんか?
    さらに、吉見教授や林教授以上に「慰安婦」に関する研究を行っている「左翼」ではない学者ってどなたですか?
    研究実績を元に信用を置いてはいけないのですか?
    (続きます)

  24. 上毛野すもの (@jomosanzan_ahm) Says:

    goldbugさんへの続きです
    教科書の記述についてはまだ日本で報道された範囲でしか知りませんので断定はさけますが、原文においても
    >全てが14歳から20歳だったかのような印象を受け
    るものであれば、まあ、「20万人」を「最大で20万人ともされる」に改める程度には改めること自体はあってもよいとおもいます。
    (外務省職員が乗り込んでどうこう言うかというとまた別ですが。)
    ですが、「14歳から30歳前後まで」「もっとも比率の多かったのは20代」と記述を改めたところで、女性たちが自由を奪われた状態で性的「労働」をさせられたという事実の方が重要です
    goldbugさんは、女性に対して自由を奪われた状況下で性的「労働」をさせることに年齢の違いを考慮に入れるのですか?
    それから、内地の事例においても規則を破り、21歳未満の女性を送り出した事例が確認されています。
    中国の山海関領事館の事例では21歳未満の女性が警察発行の身分証明書を持ち、通過しています
    ほかにも、内地の女性が仕事の内容を偽られて「慰安婦」とされた事例なども存在し、規則や法律が守られていたとはとても断言できない状態です

  25. 上毛野すもの (@jomosanzan_ahm) Says:

    Tomo Moriyaさん
    南京事件の犠牲者数について「改造日報」「蒋介石秘録」、東京裁判における中国検察官の主張など、一応40万人説のソースとなるものもあります。もちろん、この数字の蓋然性は極めて低いですが、無根拠なわけではありません
    (また続きます)

  26. 上毛野すもの (@jomosanzan_ahm) Says:

    Tomo Moriyaさんへの続き
    >それとも政府機関は、歴史修正主義も学問の自由として尊重しなければならないのでしょうか。
    このご意見事態には(おそらく反対の文脈から)賛成します
     ・河野談話において「われわれは、歴史研究、歴史教育を通じて、このよ
      うな問題を永く記憶にとどめ」と言ったのに、教科書から「慰安婦」の記
      述をなくしたり
     ・「南京には20万人しかいなかったから30万人殺せない」
      (※実際には南京は100万都市。20万人という数字は「国際安全区」
      というごくわずかな区域の人数をさも南京全体のように述べている)
      といった言説を放置したり
     ・育鵬社の教科書を採択したり
     ・「THE FACTS」や「Yes, We remember the facts」などという広告を掲
      載たり
     ・外国人記者クラブで「日本は歴史を通じて奴隷が全く存在しなかった」
      といったり
    などなどといった事態を見過ごしてはいけませんね。

  27. 上毛野すもの (@jomosanzan_ahm) Says:

    やれやれ さん
    「最大値を明示しない」=「総数に関する議論から撤退した」
    もしくは、=「20万人説を捨てた」とおっしゃりたいのですか?
    そうでないとすると
    >ちなみに、「5万人以上と改めた」ですが
    と、若干話題を移してgoldbugさんのコメントに対する反論として
    私が述べた部分の文脈を勘違いしておられる可能性があります。
    >議論する資格と能力がない、と看做しても、
    >決して不当ではない状況となっているのです。
    新しく出されたブックレットに以前別の本で述べた最大数の推計を書かなかった
    しかし、最低値ともっと多いという予測は述べているという状況だけで
    ずいぶんと断言なさいますね
    それとも、吉見教授の推計(の最大値)が明確に誤りであると言えるだけの資料が見つかったのでしょうか?そうだとしたら大発見ですよ。
    是非とも「決して不当ではない」とする根拠をお教えください

  28. 上毛野すもの (@jomosanzan_ahm) Says:

    やれやれ さんへの続き
    >「特殊の一般化」
    これについて述べられている段も全く具体的な根拠がありませんね
    歴史学においては、何かの事象についてその全てを補完するだけの資料が存在することは稀です。
    もちろん、現代に近づくほど資料は増える傾向にありますが、それでも全てとなると難しく、こと日中・太平洋戦争期の日本軍等に関する資料は敗戦直後に多くが処分されてしまっています。
    では、それによって「慰安婦」に関する日本軍の罪を証明することができなくなったかといえばそうではありません。個々に置いては「断片」「特殊」に見える資料や証言であっても、同時期の別地域において類似の例が発見されるなどにより互いに資料の信憑性を補い、事象の全体を示すものになっていきます。
    さらに言えば、日中・太平洋戦争期の日本軍に関する「慰安婦」以外の研究もまた、資料に書かれた、証言された事象の信憑性を補完するものになります
    やれやれさんの言う「妄想」を捨てた瞬間、「邪馬台国」も「鎌倉幕府」も
    場合によっては江戸時代や明治時代のある事象についてさえ、教科書に書けない「特殊の一般化」になってしまうでしょうね

  29. goldbug Says:

    「左翼」、「右翼」というのは引っかかる言葉だったかも知れませんね。「リベラル史観を持つ人」、「保守史観を持つ人」、またはぶっちゃけていうと、慰安婦問題で日本に罪があると言う人と、ないと言う人を区別するって程度のつもりなので、あまり深く考えないで下さい。

    (外務省職員が乗り込んでどうこう言うかというとまた別ですが。)

    これは確かにそうですね。教育の現場に政府が乗り込んでいくのは間違いだと思います。マグロウヒルがこのクレームを単純に拒否したのは正しい対応だったと思います。しかしながらその後「19人の日本人歴史家有志」によるマグロウヒル社への訂正勧告というものがなされていますね。マグロウヒルはこちらに対しては真摯に対応することが求められると思います。アメリカの歴史学者が何を根拠にそうした記述をしているのか、それに対して反論する根拠は何なのか、お互いに議論して共通認識を作り上げていけるのなら、それは歓迎すべきことではないかと思います。

    女性たちが自由を奪われた状態で性的「労働」をさせられたという事実の方が重要です

    はい、それはその通りですね。それは確かに酷いことです。しかしそこで議論になるのは、日本の政府や軍にどこまで責任を負わせられるのかですね。安倍総理は「人身売買」という言葉を使いましたが、これは朝鮮人の業者が朝鮮人の親から娘を買い取った、または娘を騙して連れてきたという意味です。そこにどうやって軍や政府の責任を見いだすかが難しいところなんですね。軍が業者に対して、どんな手を使ってもいいから慰安婦を確保してこいと命令した証拠はないですね。また業者が違法な行為をしていたのを黙認していたことの証拠もないわけです。例えば軍は慰安婦が慰安所にやってくると、書類と本人の意思を確認したのですが、「その際『辛い仕事がだ辛抱出来るか』と聞くと、あらかじめ楼主に言い含められているのか、一様に仕事のことは納得していると答えるのが通例だった」(『慰安婦と戦場の性』p93)そうです。こうなると書類上問題は無い、加えて本人の意思も確認出来たということになるわけです。軍も官僚機構ですから、明確な規則違反を記録に残すようなことはやらないってことです。実体として違法行為があったとしても、それを記録に残すようなへまはしないというわけです。ですから今の時代にあって、軍の違法行為を証明しようとしても、公式な文書からそれを証明するのはほぼ不可能ってことですね。
    そして少し話がずれるかも知れませんが、今日韓国を訪問したケリー国務長官の発言が重要です。長官は慰安婦問題について「甚だしい人権損害」としながら、「安倍政権が河野談話と村山談話を踏襲する立場を取っていることに注目している」、「日本が謝罪を繰り返してきたことに留意している」と言いました。つまり日本は謝罪した、それも一度ではなく何度もだと言ったわけです。アメリカ政府としては、日本はもう十分謝罪したのだから、韓国はこれ以上の謝罪を要求するのはやめるべきだという認識を示したと受け取らざるを得ません。こうした姿勢をアメリカが取ったことは非常に重要でしょうね。韓国としてはこれまでのように日本に対して謝罪しろと言い続けるわけには行かなくなったと思います。アメリカはこの争いで日本に軍配を上げたわけですね。

  30. Toshimi Minoura Says:

    やれやれ さん
    > 秦氏の書を読むべきです
    あいにく、私の利用している図書館からは借りだせません。そこで、Webにある秦先生の書かれたものを読んでします。そうしたら、秦先生もテキサス親父並のいいかげんなことを言う人だということがわかりました。例えば、次の講演録です。
    http://jfn.josuikai.net/circle/shinsanmokukai/20130815hata.pdf
    > 吉見さん達をひっくるめて多くの人は「強制連行があった」と思い込んでいたのです。ところがいくら調べてもその証拠が出て来ない。おまけに唯一の証拠と思われた吉田清治の著書というのは、フィクションであるということが判明してきたので強制連行はどうやらなかったらしいとわかってくる.
    強制連行はインドネシア、フィリピン、中国でありました。
    > 「日本人捕虜訊問報告第49号」というのがあります。《欲しい物品を購入するお金はたっぷりもらっていたので、彼女達の暮らし向きはよかった。》
    『多くの「楼主」は、食 料、その他の物品の代金として慰安婦たちに多額の請求をしていたため、彼女たちは生活困難に陥った。』とも書いてあります。
    > 《ビルマ方面司令官よりたくさん収入があった》とも書いてある
    このようなことは書いてありません。さらに、東京では1941年12月を100とした物価指数は、1944年6月には121に達し、同じ頃、ラングーンでの物価指数は3635に達していました。この差は、3615/121=29.9ですから、軍票による慰安婦の収入750円は、正規の日本円では25円です。
    昔の米国の日系移民はドルのことを円と呼んでいました。その例にならうと、米国人の平均年収は5万円だが、日本人の平均年収入は500万円で、日本人の年収は米国人の100倍だというようなものです。
    > それから人種別というか、民族別の割合ですが、私は4:3:2:1 と申しています。4 は日
    本人。3 は現地の人、例えばフィリピンならフィリピン人ですね。2が朝鮮人。1はその他です。
    これらの数字の根拠は示されていません。この根拠をご存知でしたら、ご教示ください。
    やれやれ さん
    > 秦氏の書を読むべきです
    あいにく、私の利用している図書館からは借りだせません。そこで、Webにある秦先生の書かれたものを読んでします。そうしたら、秦先生もテキサス親父並のいいかげんなことを言う人だということがわかりました。例えば、次の講演録です。
    http://jfn.josuikai.net/circle/shinsanmokukai/20130815hata.pdf
    > 吉見さん達をひっくるめて多くの人は「強制連行があった」と思い込んでいたのです。ところがいくら調べてもその証拠が出て来ない。おまけに唯一の証拠と思われた吉田清治の著書というのは、フィクションであるということが判明してきたので強制連行はどうやらなかったらしいとわかってくる.
    強制連行はインドネシア、フィリピン、中国でありました。
    > 「日本人捕虜訊問報告第49号」というのがあります。《欲しい物品を購入するお金はたっぷりもらっていたので、彼女達の暮らし向きはよかった。》
    『多くの「楼主」は、食 料、その他の物品の代金として慰安婦たちに多額の請求をしていたため、彼女たちは生活困難に陥った。』とも書いてあります。
    > 《ビルマ方面司令官よりたくさん収入があった》とも書いてある
    このようなことは書いてありません。さらに、東京では1941年12月を100とした物価指数は、1944年6月には121に達し、同じ頃、ラングーンでの物価指数は3635に達していました。この差は、3615/121=29.9ですから、軍票による慰安婦の収入750円は、正規の日本円では25円です。
    昔の米国の日系移民はドルのことを円と呼んでいました。その例にならうと、米国人の平均年収は5万円だが、日本人の平均年収入は500万円で、日本人の年収は米国人の100倍だというようなものです。
    > それから人種別というか、民族別の割合ですが、私は4:3:2:1 と申しています。4 は日
    本人。3 は現地の人、例えばフィリピンならフィリピン人ですね。2が朝鮮人。1はその他です。
    これらの数字の根拠は示されていません。この根拠をご存知でしたら、ご教示ください。

  31. Toshimi Minoura Says:

    秦先生はどうなっているのでしょうか?
    http://d.hatena.ne.jp/mzponta/20150420/p3
    『日本陸軍の本』という本で秦郁彦が千田夏光『従軍慰安婦』の解説を書いている。「昭和期の日本軍のように、セックスサービス専門の女性を大量に戦場へ連行した例は近代戦史では他にない。その7~8割は強制連行に近い形で徴集された朝鮮出身の女性」と解説文を書かれているとのことです。
    外務省には外国特派員らの担当者がいますが、昨年12月、担当者が各特派員らに「慰安婦のことを取材する際は、今まで取材してきた人ではなく、この学者を取材してください」と言ってきたのです。外務省が取材相手を勧めてくることなど、過去に例がないし、あり得ないことです。

  32. 自分は、キリスト教徒ではないけれど、自分のことを棚に上げて他人を攻撃する恥知らずでありたくもない。 Says:

    イエスを試すために、
    律法学者たちやファリサイ派の人々が、
    姦通の現場で捕らえられた女を連れて来た。
    律法では石打ちの死刑に値する。
    イエスは
    「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい。」
    と言った。
    これを聞いて誰も女に石を投げることができず、引き下がった。
    また、イエスも女の罪を許した。

  33. 上毛野すもの (@jomosanzan_ahm) Says:

    goldbugさん
    まず、「19人の日本人の歴史家有志」の「勧告」の問題点を指摘した
    リンクを提示したはずですがそれは読まれましたか?
    それから、「19人の歴史家」ですが
    鄭 大均、藤岡信勝、長谷川三千子、芳賀徹、平川祐弘
    百地章、呉善花、大原康男、酒井信彦、島田洋一
    高橋史朗、山下英次              (敬称略)
    この12名は歴史学を専門とされている方ではありませんね
    「歴史学者」ではなく「歴史家」という表現が使われているのは
    こういった理由もあるのでしょうね。
    もちろん、専門外であってもまともな論文などを書いている方はいらっしゃいますが、上記の方々が日本軍「慰安婦」問題においてそういったものを書いたという話は寡聞にして存じ上げません。

  34. 上毛野すもの (@jomosanzan_ahm) Says:

    goldbugさんへの返信続き
    次に、本論のマグロウヒル教科書の話から離れた「日本の政府や軍の責任」についてですが
    一つ目に、「人身売買」の件で、何故「朝鮮人」に限定しているのですか?
    人身売買の事例は台湾などにおいても確認されていますし、日本人業者が朝鮮半島で女性を集めていたことも確認されています。「朝鮮人」と限定する理由がありません。
    2つ目に、
    人身売買の最終的な買い手であり、元締めである日本軍に対して、
    業者を選定し、「慰安所」を設置し、「慰安婦」を移送し、
    「慰安婦」の検査をし、「慰安所」の規定を作った日本軍に対して
    (これらは全て公文書からわかっていることです)
    「慰安婦」女性が置かれた状況に関する責任を見出すことは、
    常識的に考えれば難しくはありませんよ

  35. 上毛野すもの (@jomosanzan_ahm) Says:

    goldbugさんへの返信続き
    3つ目に、日本軍兵士の証言、日記にも、騙されて「慰安婦」にされた女性が返されることもなくそのまま性的「労働」を強いられていたことが述べられています。
    有名なところでは中国湖北省武漢市の軍医の記録などがありますね
    よく、この問題に関して「推定無罪」を持ち出す人がいますが、国家犯罪について述べるのに対して権力の濫用を防ぐことを基本目的とする「推定無罪」を持ち出すのがまずおかしいですし
    たとえ通常の裁判においても、証言は証拠の一つとみなされ、
    「文書がない」ことのみを理由として、他の証言・記録を無視して「責任は追及できない」などということは言えません。

  36. 上毛野すもの (@jomosanzan_ahm) Says:

    goldbugさんへの返信続き
    goldbugさんの論法でいくと、北朝鮮による拉致も「直接の証拠となる公的な文書がないので責任を証明できない」ことになりますね。
    最後にケリー氏の件ですが
    読売新聞報道によると、ケリー氏は
    >「直接対話」で「相互が受け入れられる解決策」に達することへの期待を示した
    >韓国側がいわゆる従軍慰安婦問題を理由に日本との首脳会談を拒んでいることについて
    >「日本が謝罪を繰り返してきたことに留意している」と述べた。
    と、あくまでも対話をすることに対して促す目的で「謝罪」に「留意」しているにすぎませんね
    何故「謝罪しろと言い続け」ているのか、その理由も考えずに、
    2007年の下院決議が日本に対して何を要求したのかも考えずに
    >日本に軍配
    とは、随分と都合のいい解釈をなさりますね。

  37. 上毛野すもの (@jomosanzan_ahm) Says:

    昨日のTomo Moriyaさんへの返信に補足
    40万人説は昨日述べたように蓋然性は非常に低いですが全くの根拠がないというわけではありません。ですので「歴史修正主義」とまで言えるかといえば、かなり微妙(「言えない」寄り)であると私は考えます。
     ただ、歴史学的には採用しづらい数値であることは確かですので、外務省が乗り込んで恫喝するようなことをせずに、日中歴史共同研究や笠原教授、(南京事件の件では比較的信頼のおける)秦郁彦氏、などなどの著書や論文を英訳して非公式に送付し、あとは先方におまかせする程度であれば、私は許容範囲かなと思います。
    蛇足ですが
     この、“歴史学的な厳密さで言えば正しくないが、諸説の一つになっている数値”としては「ホロコーストの犠牲者600万人」論もあるようです。これに対して「歴史修正主義」だという批判はありますでしょうか?

  38. goldbug Says:

    上毛野すものさん。
    「19人の日本人の歴史家有志」の「勧告」について、妥当な非難である部分もそうでない部分もあるんだと思います。ですから重要なのは、マグロウヒルがちゃんとそれに対して答えること、指摘が妥当だと思うなら修正し、ちゃんと根拠があるのなら、その根拠を示すことでしょうね。また一部の人たちが専門家でないというなら、187人の方にも日本の専門家と言えない人も入っているでしょう。ですからそこはどっちもどっちってことじゃないでしょうかね。

    「人身売買」の件で、何故「朝鮮人」に限定しているのですか?

    要するに解決していないのが朝鮮半島だからですね。他の場所ではアジア女性基金の償い金を受け取って頂いて、曲がりなりにも解決していますから。そして特に強制連行だったのか、それとも詐欺的に連れて行かれたのかという話になると、オランダ人女性は強制連行されたではないかと、朝鮮半島の話をしているのが、突然そうした別の話が持ち込まれて問題が拡散してしまうからですね。朝鮮半島でどうだったかという話をしているので、軍人による直接的な強制連行はそこではなかったという共通認識を元に話をしているのに、他ではあっただろうと言い出されると、いちいちそれはそうだが、今は朝鮮半島に限った話だと、説明するのも難儀なことだってことです。

    人身売買の最終的な買い手であり、元締めである日本軍に対して、
    業者を選定し、「慰安所」を設置し、「慰安婦」を移送し、
    「慰安婦」の検査をし、「慰安所」の規定を作った日本軍に対して
    (これらは全て公文書からわかっていることです)
    「慰安婦」女性が置かれた状況に関する責任を見出すことは、
    常識的に考えれば難しくはありませんよ

    ですから、常識的に見て、知らなかったなどあり得ないだろうとは私も思うのですが、しかしそれで十分なのかってことです。やはり明確に軍が、ある慰安婦が不法に連れてこられ、強制的に働かされていることを知りながら放置した、その証拠が必要でしょう。兵士の証言、日記で十分なのかという問題ですね。それが例えば裁判で証拠と採用される、ちゃんとした裏付けのあるものなのかと言われたら、後になって勝手に作った話ではないと証明することも出来ないですね。ここは確かに証拠になるのかならないのか、完全に意見が二分するところなんだろうとは思いますが、重要なことは、証拠と認めない人がたくさんいるなら、それを事実と認定することは出来ないってことでしょう。反対派を説得出来て初めて事実だと共通認識を持てるわけですから。
    ケリー長官の発言ですが、「留意」というのは国連決議でよく出てきますが、そこそこ重い意味があるんだと思いますよ。韓国に対してある程度の圧力になることは間違いないと思います。それと今回のケリー長官の発言は、最近のアメリカ高官の発言から一歩踏み出したものでしたね。国務省報道官などは慰安婦は人身売買の被害者だという言い方をしていましたが、その際人身売買をしたのが誰なのかを言うことはありませんでした。ところが今回ケリー長官は「日本軍による人身売買」と言いましたね。ちょっと面白い展開です。日米で誰がやったのかを言わないことで、アメリカは日本軍がやったこと、日本は女衒がやったことと、それぞれ違う認識を持ちながらあえてその違いをはっきりさせずに問題に幕引きを図るつもりだろうと思っていたのですが、ちょっと風向きが違ってきましたね。国会質疑、または記者から安倍総理に対して、ケリー長官の、日本軍による人身売買だという認識を共有するかという質問が向けられたら面白いなという気はしています。

  39. Toshimi Minoura Says:

    > ケリー長官の発言ですが、「留意」というのは国連決議でよく出てきますが、そこそこ重い意味があるんだと思いますよ。韓国に対してある程度の圧力になることは間違いないと思います。
    Kerry described the issue as “the trafficking of women for sexual purposes by the Japanese military” during World War II.
    the “apologies” included in those (Kono and Muyayama ) statements “marked a very important step forward in Japan trying to improve relations with its neighbors.”
    (つづく)

  40. Toshimi Minoura Says:

    “We take note of Japanese leaders’ repeated statements that the position of the Abe government is to uphold the Kono and the Murayama statements.”
    “The United States has continually encouraged Japan to approach this and other issues arising from the past in a manner that is conductive to building stronger relations with its neighbors.”
    「再々度、河野談話と村山談話を見直すなどと言い出すな」という意味もあります。

  41. Toshimi Minoura Says:

    ところで、自由民主党の国際情報検討委員会による次の決議はどうなりますか?
    「朝日新聞が慰安婦問題などにつき虚偽の報道であったことを認めた。朝日新聞が発信してきた虚偽の記事が国際的な情報メディアの根拠となり、国際社会が我が国歴史の認識を歪曲し、結果として我が国の評価、国益を著しく毀損した。朝日新聞の謝罪は国民の名誉と国益の回復には程遠いが、いわゆる慰安婦の「強制連行」の事実は否定され、性的虐待も否定されたので、世界各地で建設の続く慰安婦像の根拠も全く失われた。 」
    「性的虐待も否定された」はどうなりますか?

  42. 上毛野すもの (@jomosanzan_ahm) Says:

    goldbugさん
    18人中12人が一部の人たちですか、そうですか。
    (それから、一応歴史学の分野に分類される方でも、西岡力氏や
    「慰安婦」問題における現在の秦郁彦氏など「慰安婦」問題に対する言及などにおいてかなり問題のある方々が名を連ねていらっしゃいます。)
    私が提示したリンク先サイトの、この「勧告」に関する記事は全て読まれましたか?
    187人(現在は457人)の内何人が「日本の専門家と言えない人」ですか?
    アジア女性基金の償い金は台湾の女性も拒否していますよ。
    よって償い金だけ見ても
    >要するに解決していないのが朝鮮半島だからですね。
    は間違いです。

  43. 上毛野すもの (@jomosanzan_ahm) Says:

    (続き)
    また、オランダの被害者は基金を受け入れましたが
    2007年のオランダ下院決議もあるように
    「慰安婦」問題の否定論、問題の矮小化には明確な反対の立場を表明しています
    (しかも、当時の安倍首相の発言にもしっかり言及し)
    「朝鮮半島の話をしているのにオランダの話が出てくる」というgoldbugさんのご意見ですが
    具体的にそのような事例を提示できますでしょうか?
    大概の場合は「慰安婦」全体について話をしているところで
    「強制連行はなかった」と言いだされるために「白馬事件」等の例が出され
    反論を受けた側が「朝鮮半島の問題」のみに矮小化しようとする場面が
    多いように見受けられます。
    (例えばこちら http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20131013/p1 コメント欄含む)

  44. 上毛野すもの (@jomosanzan_ahm) Says:

    >兵士の証言、日記で十分なのかという問題ですね。
    >それが例えば裁判で証拠と採用される、ちゃんとした裏付けのあるものなのかと言われたら、
    >後になって勝手に作った話ではないと証明することも出来ないですね。
    この部分でgoldbugさんが先に書いた私のコメントを読んでいないか
    歴史学における1次史料や史料批判についてご存じないために
    私のコメントを理解されていないであろうことがわかります。
    最後に
    現在手元にその記事がないので引用は後程としますが
    ケリー氏は発言の中でしっかりと日本にも釘をさしていました
    そして、goldbugさんもおっしゃったように「日本軍による人身売買」という
    発言もありました。
    「日本に軍配」というのは撤回されますか?

  45. 上毛野すもの (@jomosanzan_ahm) Says:

    Toshimi Minoura さん
    文脈的にgoldbugさんへ向けられたお話だと思うのですが、自由民主党の国際情報検討委員会の決議について、今回初めて知りましたので一言コメントさせて下さい。
    >「性的虐待も否定された」
    これぞまさに歴史修正主義といった「決議」ですね。1新聞の、すでに学問上ほとんど問題とされていない2つの事例に関する訂正から全て無かったことにする、論理性のかけらもないひどい文章です。
    与党議員からこんな「決議」をだしておいて、「謝罪は済んだ」「これ以上の謝罪要求はやめろ」などというのは、どれだけ面の皮が厚いのだと思います。
    それとも、これも「一部の問題で組織の責任はない」案件なのでしょうかね?(本気でそのように言われそうですが・・・)

  46. Toshimi Minoura Says:

    > オランダの被害者は基金を受け入れました
    スマラン事件の被害者のオハーンさんは、償い金の受け取りを拒否しました。彼女は’公式謝罪を’求めています。

  47. 上毛野すもの (@jomosanzan_ahm) Says:

    Toshimi Minoura さん
    そうでしたね、オランダにも拒否された女性がいらっしゃいました
    オハーンさんの他に、エレン・コリー・ヴァンデル・プロフさんも拒否されておりました
    ご指摘ありがとうございます。お詫びして訂正いたします。
    goldbugさんへの返信の補足
    ケリー氏の発言を読売新聞より引用
    「米国は日本にこうした問題について、隣国との強力な関係の構築につながる対処を促し続けている。」
    「軍配を上げ」ていたら「対処を促し続け」たりはしませんね。

  48. goldbug Says:

    上毛野すものさん
    次の注目イベントは来月の朴槿恵大統領のアメリカ訪問でしょうかね。まず彼女が慰安婦問題を取り上げるかどうかですね。アメリカからもういい加減にしろと言われているなら、あえて持ち出すことはしないでしょうね。そうなれば安倍首相としては一安心です。向こうから慰安婦問題の解決という条件をつけること無しに首脳会談に応じると言ってくるのをゆっくりと待っていればいいだけです。安倍首相は全面降伏した相手に勝者が見せる寛大さを持って受け入れることでしょう。朴槿恵大統領としては、これ以上ないくらいの屈辱でしょうね。どれだけの無力感にさいなまれ、歯ぎしりするほどの悔しさを感じるだろうことは想像に難くありません。しかしアメリカがそうしろと言うのなら、他に道はないでしょうね。

  49. Tomo Moriya Says:

    上毛野すもの さん。ご返事ありがとうございます。
    南京事件40万人やホロコースト600万人というのは、個々の研究としては良いとしても。歴史教科書に、その説だけ紹介するのは歴史修正主義といってもいいと考えます。
    先鋭的な研究として論文に書くのはいいとしても、教科書に極論だけ記載するのは学問の自由の範囲外と言っても良いでしょう。
    ほかの例を挙げれば、「大東亜戦争は自衛の戦争。マッカーサーがそう言った。」と当然に書くべきでしょうけれども、それだけで良いのかということです。
    現代的なテーマで例を挙げると。現代社会の教科書に「日本には韓国から5万人の女性が売春婦として出稼ぎに来ている。韓国の国家議員がそう言った。」とだけ書いてはだめでしょう。

  50. 上毛野すもの (@jomosanzan_ahm) Says:

    goldbugさん
    具体的なご自身の言説に対する責任や、反論に対する応答はないようですね。
    Tomo Moriyaさん
    マッカーサー自衛証言説はデマですよ
    参考 http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20150516/1431794907

  51. Toshimi Minoura Says:

    >マッカーサー自衛証言説はデマですよ
    彼の演説の街頭部分は次のようです。
    ”There is practically nothing indigenous to Japan except the silkworm. They lack cotton, they lack wool, they lack petroleum products, they lack tin, they lack rubber, they lack great many other things, all of which was in the Asiatic basin.
    They feared that if those supplies were cut off, there would be 10 to 12 million people unoccupied in Japan. Their purpose, therefore in going to war was largely dictated by security.”
    つまり日本には原材料がないのでそれを得るために戦争をしたということです。これを正しいとすれば、貧乏人は、生活に困れば、強盗をしてもよいということです。

  52. Toshimi Minoura Says:

    例えば、インドネシアでは、農民達は米を強制的に供出させられたり、軍需用のジュートなどの栽培が強制されたりして従来の農産物が栽培できなくなり、芋などを1日に一回しか食べられなくなったりしました。さらに労務者として過酷な仕事に駆り出され、日本軍の占領下で、4百万人ものインドネシア人が、飢餓と強制労働のために亡くなったそうです。そのうち27万人ほどは泰緬鉄道の建設などに送られ、80%ほどは死亡したそうです。

  53. Toshimi Minoura Says:

    そして、多くの原材料が日本に送られました。日本で金属類の供出が強制されたように、金属製の塀は取り壊され、鉄柱は引っこ抜かれて軍需物資として日本に送られました。さらに、鉄道のレールも機関車も接収され、日本と満州に送られました。
    それから、東京で教育するといわれて連れ出され、「特殊業務」につかされた現地の少女達もいます。
    そこで、インドネシアの教科書には、「インドネシアにおける日本軍の支配は短期間であったけれど、長期間のオランダの植民地支配よりもはるかに過酷であった」と書いてあるそうです。

  54. Tomo Moriya Says:

    Toshimi Minoura さん。
     マッカーサーも自衛と証言しています。日本は経済制裁を仕掛けてきた連合国に武力行使をしたのです。相手国の本土ではなく植民地の相手勢力に対してですけど。
     自衛戦争の要素を一切否定することもまた歴史修正主義です。歴史の教訓を捨てているようなものでしょう。
    経済制裁に対する自衛戦争という認識は有効です。現に、北朝鮮に対する経済制裁は、自衛戦争ができないほど強い経済制裁となっています。
     報道によると北朝鮮国内には戦争が継続できるほどの石油の備蓄がないそうです。大東亜戦争開戦前の日本には戦争をある程度の期間継続できる石油の備蓄がありました。
     経済制裁は軍人同士が殺しあう戦争とは違い、相手国の民間人から犠牲がでるという意味において、戦争と同様に非倫理的です。

  55. Tomo Moriya Says:

     ひょっとして、侵略戦争であると主張なさりたいかもしれませんが反論になってはいません。自衛戦争と侵略戦争は両立します。
     なお念の為。私は、自衛戦争が正しい選択であると主張するつもりもありませんし、侵略戦争ではなかったとも主張はしません。

  56. 上毛野すもの (@jomosanzan_ahm) Says:

    Tomo Moriya さん
    経済制裁を受けるまでに日本がやったことを無視しないでください

  57. Tomo Moriya Says:

    上毛野すもの さん。
    日中戦争などの是非は別としても、自衛の要素があったことは確かです。
    9.11前にアメリカがアフガニスタンに何をしたかにかかわらず、アメリカのアフガニスタンへの攻撃は自衛の要素があったことは確かなようにです。

  58. 上毛野すもの (@jomosanzan_ahm) Says:

    Tomo Moriya さん
    「何故日中戦争の是非」を別にするのですか?
    満州事変で他国の領土を踏み荒らし、国際連盟から勧告をうければ脱退し、さらに日中戦争を開始。ファシズムと手を結び、仏領インドシナへも乗り出しておいて
    経済封鎖を行われたら「自衛」ですか?
    それから、「マッカーサー自衛説」がデマであることを示したエントリは、途中のリンク先まで含めてきちんと読まれましたか?読まれた上で「自衛と言った」と主張するのなら、その内容に具体的な反論ができますよね?

  59. Tomo Moriya Says:

     上毛野すもの さん。
     リンク先の「「マッカーサー自衛説」がデマ」説は拝見しました。「マッカーサーにまつわる怪文書」とマッカーサー氏の証言の解釈ですね。
    > 「何故日中戦争の是非」を別にするのですか?
     日中戦争の評価がどうあろうと、マッカーサー証言そのものは不変です。
    > 経済封鎖を行われたら「自衛」ですか?
     自衛しちゃったんですよ。

  60. Tomo Moriya Says:

    > 読まれた上で「自衛と言った」と主張するのなら、その内容に具体的な反論ができますよね?
     マッカーサー証言の
    Their purpose, therefore in going to war was largely dictated by security.
    の箇所でSelf-Defenseという単語を使ってはいないものの、文意から自衛です。

  61. 上毛野すもの (@jomosanzan_ahm) Says:

    Tomo Moriyaさん
    私はわざわざ「途中のリンク先まで含めて」と申し上げました。そしてそのリンク先には
    >後者は関連部分を多く示していて誠実なようだが、実がかなりたちが悪い。というのも、マッカーサーの発言は「Their purpose, therefore, in going to war was largely dictated by security.」で終わっておらず、その後もかなり長文が続いてひとまとまりとなっているからである。
    >すなわち、文章の最後の結論としての発言では全くなく、長文の中間くらいに位置する全体の意味からすれば大して重要性のない一文なのである。
    と書いてあります。そちらは読まれましたか?

  62. 上毛野すもの (@jomosanzan_ahm) Says:

    それから、
    >日中戦争などの是非は別としても、自衛の要素があったことは確かです。
    >「何故日中戦争の是非」を別にするのですか?
    >日中戦争の評価がどうあろうと、マッカーサー証言そのものは不変です。
    この流れ、何かおかしいと思いませんか?5/25の「自衛の要素があったことは確か」は文意的にTomo Moriyaさんご自身による評価ですよね?
    元記事から話題がそれてしまっていますので、「マッカーサー証言」に関してはここまでとさせていただきます。もしどうしてもということであれば私のツイッターの方へお返事をください。

  63. ichimura Says:

    ≫安倍総理は「人身売買」という言葉を使いましたが、これは朝鮮人の業者が朝鮮人の親から娘を買い取った、または娘を騙して連れてきたという意味です。そこにどうやって軍や政府の責任を見いだすかが難しいところなんですね。軍が業者に対して、どんな手を使ってもいいから慰安婦を確保してこいと命令した証拠はないですね。また業者が違法な行為をしていたのを黙認していたことの証拠もないわけです。
    ≫軍も官僚機構ですから、明確な規則違反を記録に残すようなことはやらないってことです。実体として違法行為があったとしても、それを記録に残すようなへまはしないというわけです。ですから今の時代にあって、軍の違法行為を証明しようとしても、公式な文書からそれを証明するのはほぼ不可能ってことですね。
    ≫やはり明確に軍が、ある慰安婦が不法に連れてこられ、強制的に働かされていることを知りながら放置した、その証拠が必要でしょう。兵士の証言、日記で十分なのかという問題ですね。
     性的人身売買について、依頼を受けて女性を集めてきた業者に責任はあるけど、その「依頼者」で「買い手」で「元締め」で「管理者」で「支配者」である者には責任がない、って?
     一部の(というか、大概の)慰安婦否定派でよくそういうこという人いるけど、よくそんな無理のある主張を堂々とできるよね、って思う。
     バカだと思われてもいいから、とにかくどんな無理のある主張でも、できる反論は何でもしたい、っていう気持ちなのかな?

  64. ichimura Says:

    つづき
     だってさ、卑小な例にして悪いけど、想像して見て下さいよ。
     悪徳業者という観点でいえば、例えば、とある国家機関が公共施設を建てるのに、建築法違反レベルの手抜き工事する悪徳建築業者を選定・契約して、公共施設を建てさせて、当然いろんな事故や健康被害が続出するけど、安さだの再選定の面倒臭さだのを理由に、業者を処分するでも変えるでもなく、被害者を救済することもなく、事を揉み消して知らんぷりし続け、当然一切の公式文書に事故や問題のことは残さずに、悪徳業者と結託して危険な公共施設を造り続けたとしますよね?
     そうやってたらとうとう、元職員から暴露されて、その暴露はかなり脚色入ってたけど、その後から、別の多くの職員やら被害者やらから、リアルな証言がボロッボロ出てきて。
     それに対して、国家機関のトップが、こんなこと言ったとします。↓
    「やったのは業者であり、公務員が自ら建てたのではないし、選んだのは確かに国だが、手抜き工事をしろと直接命令したわけではないから、責任はすべて業者にあり、国に責任はない」
     まず普通の感覚の持ち主なら、ハア? と思いますよね?
    「事故や欠陥を知っていて放置したというのも、職員や被害者という者から証言は出ているが、公式文書には残っていないので、事実だという証拠はない。職員や被害者の証言は嘘の可能性があるので、証拠にならない。我々が作った公式文書以外は証拠ではない」
     職員や被害者の証言と、国がいかようにでも都合のいいように作れる公式文書だったら、余裕で証言の方が信憑性高いでしょwww
     確かに、もしも公式文書で残っていたら、自ら認めた形になって超強力な証拠にはなるけど、それがないからといって、じゃあ証言には信憑性が認められません、とはならないですよ。
     あったら確実に国が不利になるけど、なかったらからって国が優勢になるってもんでもない。だって、文書の記録捨てることなんて簡単なんだから。

  65. ichimura Says:

     慰安婦否定派の主張で唯一納得できるのは、「既に謝罪してるじゃん」ってとこだけだけど、
    それもなんか被害者的に「何度も何度もこれでもかってくらい謝らされてお金を搾り取られて……」みたいな口ぶりだとハア? となる。
     日本のやった謝罪は、あくまで口だけ、気持ちだけの謝罪なんですよ。
     償い金は確かに払ったけど、民間から寄付集める形で拠出してて、国庫はまるで痛まない形でやってるから、法的解決での賠償金と違って、今後何があってもこれで文句ないだろっていえるものとは違う。
     「気持ちばかり」の、和解前提じゃなきゃ通用しない形での謝罪だったわけだけど、特に対韓国に対しては、ぜんっぜん相手が納得してないまんまゴリ押しでこれやっちゃったから、ほとんど意味を成してないんですよ。
     だから、今さら正式に国庫から金出して賠償しろとは私も思わない派だけど、せめて過去にしてきた謝罪がきちんと意味を持ってくるような努力をすべきだと思うんだけど、安倍や橋本みたいな馬鹿な政治家が、むしろ謝罪の意義をぶち壊しにするような不要な発言するから、炎上するんであってさ。
     余計なこと言うな、と。それ、ぜんっぜん日本の名誉回復になってないし、なるわけないし。
     むしろ、慰安婦制度について妙な言い訳をすればするほど、日本が女性の人権後進国であるかのような印象を生むわけで。
     それで日本が先進諸国から批判を受けたら、韓国がそこに漬け込むわけだから、何もいいことはない。

  66. Toshimi Minoura Says:

    > 安倍総理は「人身売買」という言葉を使いましたが、これは朝鮮人の業者が朝鮮人の親から娘を買い取った、または娘を騙して連れてきたという意味です。そこにどうやって軍や政府の責任を見いだすかが難しいところなんですね。
    ケリー国務長官は、“the trafficking of women for sexual purposes by the Japanese military”、つまり「人身売買」は日本軍により行われたと発言しました。
    これについては、日米政府の合意があったことでしょうか? 日本政府は「人身売買」の主体を明らかにしない、しかし米国は、主体を日本軍とするということです。
    もっとも、朝鮮における慰安婦の募集は、行政機関をとおしたり、業者が騙したりしてもおこなわれました。

  67. goldbug Says:

    ichimuraさん、

    償い金は確かに払ったけど、民間から寄付集める形で拠出してて、国庫はまるで痛まない形でやってるから

    これはちょっと違いますね。国庫から経費などに48億円が支出されていますね。

    特に対韓国に対しては、ぜんっぜん相手が納得してないまんまゴリ押しでこれやっちゃった

    当時の駐日韓国大使は、日韓協定で請求権を放棄しているから、請求権の問題をわれわれは持ち出すつもりはないと言っていたそうですよ。ですから政府間のレベルでは補償は問題になっていなかったようですね。ですから相手が納得していないといっても、それは挺対協みたいな民間の強硬派のことですね。
    私はむしろ気持ちだけでしかない謝罪に留めておくくらいなら、いっそのことちゃんと国家賠償してしまえと思いますね。民間のお金だと言いながら、実質的に国家から資金を拠出してしまったのですから、考えようによっては国家賠償したと言ってもいいでしょう。しかし日韓協定で請求権は決着済みという建前にこだわって、政府の金じゃないと言い張ることに何の意味があるのかよく分かりませんね。政府の金を政府の金だと正直に言えば済むだけのことではないですか。今のままいつまでも日本は賠償しないと言われ続けるよりも、政府の金は政府の金だと正直に認めて、まだ償い金を受け取っていない慰安婦の人たちに受け取ってもらったらどうかと思いますね。

  68. mike Says:

    >ケリー国務長官は、“the trafficking of women for sexual purposes by the Japanese military”、つまり「人身売買」は日本軍により行われたと発言しました。
    ケリーが間違っていたんだ。 ケリーは、歴史のド素人!
    日本軍が、金を出すわけがない。 
    もし出したというなら、その証拠を出さなければいけない。

  69. Mike Says:

    >つまり日本には原材料がないのでそれを得るために戦争をしたということです。これを正しいとすれば、貧乏人は、生活に困れば、強盗をしてもよいということです。
    時代背景、国内の犯罪と国家間の戦争を混同してはいけない。
    今でさえ、石油のために戦争を行う
    また、将来は、水を求めて戦争になると予測されている。
    全て、勝てば問題にはならないのだ!

  70. mike Says:

    「米国の東アジア問題専門家、デニス・ハルピン研究員が『日本の歴史修正主義は、米国を戦争犯罪者とする可能性がある』とし、さらに、『欧州と違い、日本では社会指導者層や政治家、ジャーナリストにも修正主義者がいる』と指摘、『慰安婦や南京大虐殺を否定する日本に対して沈黙すれば、最終的には第2次世界大戦後に世界秩序を築いた論理をすべて崩壊させることになる』と発言し、トーマス・シーファー元駐日大使も「慰安婦制度に対する歴史的説明を修正することはアメリカにマイナスの影響を与える」と述べたという。
    21世紀は、米国が戦争犯罪国家と呼ばれ、日本はアジア開放の英雄と呼ばれるのだ。

  71. mike Says:

    朝鮮でも慰安所を作らせ、性病予防のレクチャーをしていたアメリカ軍。 米比戦争の後にも慰安所を作り、性病検査を行なっていた米軍。 
    これから、女性の人権問題は、米国の慰安婦とレイプであり、フェミニストのターゲットは、米国政府だ!
    アーミテージは、「一人でも、性奴隷にされたという人がいたら謝罪しなければいけない」と言っているのだから、直接管理を行なっていた米軍は、攻めやすい相手だ。
    がんばれよ、フェミニスト!
    日本政府だけを相手にしていたら、暇でしょうがないだろう?
    しっかり、仕事をしろ!

  72. 上毛野すもの (@jomosanzan_ahm) Says:

    mikeさん
    日本軍の「慰安所」運営形態http://fightforjustice.info/?page_id=2350
    そもそも日本軍内の発案でできたのが「慰安所」ですから、様々な面で「日本軍の金」が使われていない方がおかしいです。
    Mikeさんも同じ方ですよね?
    >石油のために戦争を行う
    当時原材料を求める羽目に陥ったのは日本自身が原因ですよ。自分で暴れて、輸入を止められて、さらに戦争をふっかけるという行為を擁護できますか?

  73. 上毛野すもの (@jomosanzan_ahm) Says:

    >21世紀は、米国が戦争犯罪国家と呼ばれ、日本はアジア開放の英雄と呼ばれるのだ。
    同じようなことを言った帝国が他国にも自国にも深い傷を与えて無残な姿をさらしましたね。「温故知新」って知りませんか?
    >朝鮮でも慰安所を作らせ、性病予防のレクチャーをしていたアメリカ軍。
    米軍が作らせたという根拠を挙げてください。
    >がんばれよ、フェミニスト!
    > 日本政府だけを相手にしていたら、暇でしょうがないだろう?
    「フェミニスト」が「日本政府だけを相手」にしているという証拠をどうぞ。

  74. 上毛野すもの (@jomosanzan_ahm) Says:

    goldbugさん
    河野談話の「検証」報告などを見ても、当時の「韓国政府」に関して言えば、日本軍「慰安婦」制度被害者の救済にそこまで積極的ではありませんでしたね。
     しかし、ここで見なければいけないのは「被害者」であり、範囲のあいまいな「韓国」や「韓国政府」ではありません。その点で、挺対協を「民間の強硬派」といって切り捨てる点には同意できません。
     事業経費は出しても、「補償」を国庫から出すことはしないという、まさにその点に日本政府の態度が表れていますね。ちょうど、節目ということで水俣病の問題がいくつかのメディアで取り上げられたりしていますが、そこにおいても政府が少しでも責任を小さくしようとして、被害者にその弊害が表れており、その点で日本軍「慰安婦」制度の問題と重なるところがあります。

  75. 棟莉菅理 Says:

    慰安婦問題は今のいわゆる人権派の世紀をまたぐ壮大なセルフプロデュース自作自演です。慰安婦は戦争自体が無ければほとんど必要ありませんでした。
    そもそも戦争の起きた理由を考えて見てください。現代日本のいわゆる人権派はソヴィエト崩壊以前はマルクスレーニン主義者でした。
    そのマルクスレーニン主義者は日本の終戦前は偽装国粋主義者だった人です。そして偽装国粋主義者が戦争を炊きつけ煽りました、彼らは
    東亜協同体を唱えました。蝋山 政道 三木清・尾崎秀実・新明正道・加田哲二・杉原正巳らですこれが大東亜共栄圏構想に変質します。彼らは日本の中枢に入り政策決定者になり、ソビエトのコミンテルンという国際敵共産主義のネットワークから命令を受けて
    中国国民党との停戦も妨害しました。またそれまでのソビエト進行戦略を止めさせかわりに大東亜共栄圏構想のもとアジア南方を攻めろ資源も豊富だからといって軍部に教え唆したのが大東亜戦争(第二次大戦のアジア方面)というものです。。同じく米国にいたコミンテルンの工作員も日本に戦争を炊きつけました。

  76. 棟莉菅理 Says:

    パク・ジョンミ漢陽大HK研究教授(社会学)論文「韓国売春政策に関する研究」
    は売春に対する国家の意図的沈黙と統制過程 大韓民国政府は売春に一方では違法の烙印
    をおしながら他方では放任し、時には積極的に‘女衒(ぜげん)’の役割までした。
    ホッジ軍政長官は「(禁止令が)公娼の廃止ではないのはもちろん私娼
    には何の関係もない。 …自分自身が自発的に結んだ契約下で従事することは問題ない」と明らかにし
    た。すなわち個人が他意によって売春させられるのは違法だが、自発的に売春をするなら公娼であれ
    私娼であれ関係ないということだ。米軍は反対に日本強制占領期間から維持されてきた接客女性を対
    象とした登録・検診関連規定をそのまま維持した。米軍政の関心は韓国の売春女性と接触した米軍人
    の間で広がる恐れがある性病を統制することに限定された。
    1950年9月の記事に
    よれば、馬山市が「数日内に市内で連合軍の労苦に報いる連合軍‘慰安所’ 5カ所を新・旧馬山に設
    置することになり、これの許可証をすでに発行した」。当時の政府保健婦防疫局が出した「清掃および
    接客営業衛生事務取り扱い要領」資料にも連合軍慰安所と慰安婦に対する指示事項が含まれている。

  77. 棟莉菅理 Says:

    私は歴史修正主義者ですが
    「米国の東アジア問題専門家、デニス・ハルピン研究員が『日本の歴史修正主義は、米国を戦争犯罪者とする可能性がある』
    これは誤解ですね。
    「このような心配にはおよびません、米国も日本と同じくソ世界各国にいた共産主義者にあやつられた戦争を強いられた同じ犠牲者の仲間にすぎないという認識です
    特に米国は本来しなくてもいい朝鮮戦争やベトナム戦争までする事になりましたことは特別同情にあたいします。」
    と返事すればいい。

  78. 棟莉菅理 Says:

    >貧乏人は、生活に困れば、強盗をしてもよいということです。
    戦争と犯罪は違うものです。国際法でも交戦権は認められています。
    だからわざわざ戦争犯罪という別規定のもあります。
    そんなことされたら戦争になるよという
    マッカーサー自衛証言説はデマではないです。

  79. 堀家康弘 (@kounodanwawoma1) Says:

    カルフォルニア州立大学サンフランシスコ校のサラ・ソー教授は自分の主張の根拠を麻生徹男軍医の本の「皇軍将兵ヘノ贈リ物」にしている。そういう話があるのに、秦郁彦の『慰安婦と戦場の性』p74の曾根一夫の記述はまったく引用されていない。
    そこで今度サラ・ソー教授にお会いする機会があったら、秦も書いていることを教えようかな。
    「サラ・ソー教授、秦の『慰安婦と戦場の性』のp74には曾根一夫の本からの引用で「大元帥陛下が・・・慰安するために女性を遣わし」という話が引用されてるんですよ。これも「天皇の贈り物」の根拠になさってはいかがでしょう?」
    (つづく)

  80. 堀家康弘 (@kounodanwawoma1) Says:

    (つづき)
    するとサラ・ソー教授は多分こういうだろう。
    「曾根一夫さんですか?私はあまり信用していません。秦郁彦さんの『慰安婦と戦場の性』も、右翼イデオロギー色が強すぎて信用できない本なので、引用はひかえています。」・・・と。
    秦も「皇軍将兵ヘノ贈リ物」の根拠をせっかく書いているのに、自称「百科全書」も、その正体を見抜かれちゃあ、意味が無いよな。せめて欧米人にも評価されるような本を書こうよ。卒業論文なら可もあげられないよ、秦さん聞いてんの?チャンチャン

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