psychologyArchive for the Category

DV研究×行動経済学−−ドメスティック・バイオレンス被害者が加害者の元に戻る理由

2008/09/27 土曜日 - 16:29:14 by macska

リチャード・セイラーとキャス・サンスティーンによる『Nudge: Improving Decisions About Health, Wealth, and Happiness』の関連ブログ経由で、ブラウン大学経済学部の Anna Aizer と Pedro Dal Bó による「Love, Hate and Murder: Commitment Devices in Violent Relationships」という論文を知る。行動経済学とドメスティックバイオレンス(DV)を結びつけて論じる内容となれば、わたしが紹介しなくて誰がする(いやしない、反語)、ということで、ここに紹介してみる。結論に必ずしも納得しているわけではないけど、興味深いしDV研究で取り上げる価値は十分にあると思う。

北米社会哲学学会報告1/性的指向、ホモフォビアと、ディスオリエンテーションの可能性

2008/07/28 月曜日 - 22:52:21 by macska

先週わたしは、ポートランド大学(わたしが以前講師をやっていたポートランド州立大学ではなく、カトリック系の私立大学)で開催された North American Society for Social Philosophy(北米社会哲学学会)の年次総会に参加した。たまたま今年のテーマが「ジェンダー、平等、社会的公正」でありわたしが関心を持つ話題が多かったので、何回かに分けてそこで聞いた発表をいろいろ紹介したい。

チェス研究論文のデータの扱いについて/pompomさんへのお返事

2007/10/15 月曜日 - 22:46:59 by macska

昨年末に書いたエントリ「『日本将棋連盟から女流棋士会が独立』報道を巡って」のコメント欄に、将棋好きな物理屋さんを名乗る pompom さんのコメントをいただいた。古いエントリで誰も見ていなさそうだし、回答が長くなりそうなので、新しいエントリでお応えします。

「館長雇い止め」を「バックラッシュ裁判」として闘ったことの帰結

2007/09/13 木曜日 - 13:06:05 by macska

「とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ」の非常勤館長だった三井マリ子さんが2004年に豊中市によって雇い止めされたことについての裁判で、12日判決が出た。雇い止めの不当性を訴えた原告の請求を棄却する判決。

女性を阻む「ガラスの天井」をテニスのトーナメントから説明しようとする経済学者

2007/06/27 水曜日 - 18:13:02 by macska

Marginal Revolution にヘブライ・エルサレム大学経済学講師 Marco Daniele Paserman による、自身の論文を元としたコラムが紹介されていた。女性の社会進出が進むなか、経済界・学界などのトップエリートはいまだに男性が大多数を占めていること(いわゆる「ガラスの天井」)について、プロテニス選手のデータから説明しようとした壮絶な論文。

「無名のアルコール依存症者たち」のカルト的マインドコントロール

2006/07/02 日曜日 - 07:31:57 by macska

別のところで書いた話に関連して、AA 批判のつづき。わたしはカルト自体が悪いとは思っていないのだけれど、カルトがポップ心理学や疑似科学的なものを使ってまともな療法を装っているのが危険だと思うので、こうした批判があるという事実を周知させることは無意味ではないと思う。

時代遅れの「性役割指標」に輪をかけてデタラメな「男性性・女性性」測定サイト

2005/08/03 水曜日 - 15:24:16 by macska

Anno Job Log 経由で性役割指向を調べる BSRI (Bem Sex Role Inventory) を性同一性障害の患者に適用した文献について知る。

NYタイムズ:バイセクシュアルは存在しない

2005/07/07 木曜日 - 23:24:03 by macska

なんだか騒いでいる人がいたのだけれどちょっとした勘違いがあって世間より数日遅れて New York Times の記事「Straight, Gay or Lying? Bisexuality Revisited」(July 5, 2005) を読む。

「正義の暴力」がもたらす認知の歪み、そして社会がゲームを非難できない理由

2005/01/07 金曜日 - 21:50:34 by macska

けっこう話題になってるみたいだけど、読売新聞の記事「ヒーローものゲーム、子供の攻撃性増加の可能性」を読む。お茶の水女子大の社会心理学者・坂元章教授らの研究によれば、ただ単に暴力的な描写の激しいゲームで遊んでいる子どもより、魅力的な主人公が正義のために暴力をふるうゲームで遊んでいる子どもの方が「攻撃性」が増加する傾向があるという内容。

リストカット

2004/06/08 火曜日 - 20:44:20 by macska

リストカットについて、わたしはセルフケアとして肯定的に受け止めるべきだと思っています。もちろんセルフケアがあるということは、それを必要とするような辛い現実があるわけで、その現実を解消するのは大切です…