politicsArchive for the Category

自動車業界ビッグスリーの救済論議は、ニューディール完成への契機に

2008/11/16 日曜日 - 23:11:01 by macska

前エントリ「2008年米国大統領選挙を一応ふりかえっておく」でちらっと触れた自動車業界救済の話の続き。どうやらオバマが就任するまでGMが持たないということで、議会で救済が議論されているのだけれど、これこそ本当に旧来政治のやり方で嫌な感じ。この件については、わたしは西部出身の共和党議員の意見に基本的に賛成。自動車会社の経営が行き詰まったなら、多数の航空会社が行き詰まった時と同じくチャプター11(連邦倒産法第11章)に従って、事業を続けながら再建させればいい。

2008年米国大統領選挙を一応ふりかえっておく

2008/11/12 水曜日 - 00:53:17 by macska

先週の大統領選挙の前後にフィラデルフィアに出かけていたこともあり、しばらくブログを更新してこなかったために、また病気で寝込んでいるんじゃないかとか、オバマ政権への任官運動でもしているんじゃないかとか(笑)、いろいろ想像している人もいるようなので、今年の選挙についてまとめを書いておこうと思う。はっきり言って、たいしたことは書いてません。

大統領選挙終盤にもなって、ACORNとビル・エアーズのデマを中心に据えるマケインに失望

2008/10/20 月曜日 - 16:57:34 by macska

米国大統領選挙もあと少しとなり、オバマの当選が9割決まったと言われている中、苺畑カカシさんが保守過激派ブログや FOX News にしか流れていないようなスピンを必死になって紹介している。共和党のマケインを支持するカカシさんがそうしたいと思うのは理解できるので、「うげっ、ここまで信じ込むかよ普通?」とか思いつつ生暖かく見守ろうと思っていたのだけれど、ちょっと無視できない方向に行っている。

バラック・オバマ陣営の最高経済顧問オースタン・グールズビー講演要旨/金融危機問題

2008/09/26 金曜日 - 17:50:02 by macska

ここに掲載するのは、9月25日にリード・カレッジ(オレゴン州ポートランド)で行なわれたオースタン・グールズビー(シカゴ大学経済学部)の講演でわたしが取ったメモの内容です。言っている内容はそこらの経済解説記事とそれほど変わらないけれども、グールズビーが大統領候補のバラック・オバマ上院議員の最高経済顧問であることを踏まえ、「かれが」一般市民に向かってこういう説明をしている、という意味で情報としての価値があると思い、そのまま掲載します。講演後のQ&Aもあります。

北米社会哲学学会報告2/結婚制度、リベラリズム、中立原理の限界

2008/08/04 月曜日 - 21:09:33 by macska

前回に続き、北米社会哲学学会@ポートランド大学からの報告。今回取り上げるのは、「結婚」をテーマとした3つの発表。これぞ哲学という感じにイマヌエル・カントの倫理理論と結婚観を「メール・オーダー・ブライド」と比較しつつ批判した、Matthew Altman の発表と、リベラリズムにおける中立原理がどのような結婚制度を要請するかというElizabeth Brakeによる発表を紹介する。

改革派と急進派の抗争@リバタリアン党全国大会

2008/05/23 金曜日 - 22:29:42 by macska

長く続いた民主党の大統領候補指名獲得競争も実質的に終わり(クリントンはまだ1ヶ月でも3ヶ月でも続けそうだけど)、民主・共和両党とも副大統領候補の選択が注目されている中、いま一番おもしろいのは今週末にコロラド州デンバーで開催中のリバタリアン党全国集会だ。というか、何より面白いのは、リバタリアンについて主要メディアがいかにテキトーな報道をしているかという点なんだけど。

「新しい無神論者」論争と、対立する相手の人間性への想像力について

2008/05/23 金曜日 - 08:29:58 by macska

先日、世俗的ヒューマニズムの団体 Center for Inquiry (CFI) の国連代表をつとめる哲学者オースティン・デイシーの講演についてレポートした。今回はその CFI の理事で、政教分離と言論の自由の擁護を専門とする弁護士でもあるエディー・タバッシュ氏の講演に参加したので、報告する。

「ネオコン左派」に転じる世俗的ヒューマニズムと「新しい無神論者」

2008/05/19 月曜日 - 16:00:52 by macska

本誌創刊号(四月十日発行)に「米国を席巻する『新しい無神論者』の非寛容と、ほんの少しの希望」掲載された直後、新著『Secular Conscience: Why Belief Belongs in Public Life(世俗的良心/信念はなぜ公共生活に属するべきか)』のプロモーションでポートランドを訪れた哲学者オースティン・デイシーの講演に参加することができた。ちょうど良いタイミングでもあるし、前回書き足らなかった部分を補完できると思うので、報告したい。

オバマを支援する麻薬ギャング vs. クリントンを支持する狂信フェミニスト

2008/05/18 日曜日 - 16:17:57 by macska

日本でも報道されている通り、米国大統領選挙の民主党予備選挙も終盤にさしかかり、バラック・オバマ上院議員がほぼ指名獲得を決めたと言われている。わたしの住むオレゴン州は次の火曜日(5月20日)に開票されることになっているのだけれど、オバマ候補・クリントン候補本人ならびにかれらを支援する政治家や芸能人が連日州内で集会を開いていていろいろ騒がしい。そのあたりの状況はネットで普通に探せば日本語で読める情報でもたくさんあるので、他では読めない情報をと考え、最近わたしが見かけた「アツすぎる両候補支持者たち」の話をしたいと思う。

アファーマティヴアクションを巡る倒錯した非難/苺畑カカシさんへ3

2008/02/25 月曜日 - 01:18:57 by macska

前回苺畑カカシさんがちょっとはまともに議論するようになったと書いたのはわたしの勘違いだった。たまたま前回そのように見えただけで、今回の再反論を見ると堂々と事実に反することを書いておきながら、そしてそれが間違いだったと後になって認めながら、「事実と違う」と書いたわたしの批判が「不誠実」だと言い出したのだ。もう放っておけという外野の声もひしひしと感じつつ、彼女の倒錯した主張には一応反論しておく。