Why Feminists are Wrong: How Transsexuals Prove Gender is Not a Social Construction

Filed under: trans + genderqueer — 04/29/2008

Why Feminists Are Wrong: How Transsexuals Prove Gender Is Not a Social Construction
著者/訳者:Rosa Lee
出版社:Xlibris Corp( 2006-07-29 )
定価:¥ 2,297
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ISBN-10 : 1425714676
ISBN-13 : 9781425714673


トランスセクシュアルの存在がフェミニズムの(というより、ポスト構築主義フェミニズムの)間違いを証明する、と称する自費出版のトンデモ本。著者によれば、ポスト構築主義の過ちは量子力学や脳科学によって証明できるのだという。もうすごすぎて何がなんだか。とある街の書店でたまたま見かけて爆笑をこらえながら立ち読みしてたら、なんとわたしがインターセックスについて書いた文章が引用されていた! うげー。最後の方にはジェンダー論の間違いを量子力学によって示した図があるのだけれど、全然解釈できません。ただネタとして楽しむためにお金を出して買うのはちょっとツラいものがあるので、著者サイトを参照。この本を(米国の)アマゾンで見ると「一緒にどうですか」とジュディス・バトラーの本が表示されるのがさらに笑える。

Jane Sexes It Up: True Confessions of Feminist Desire

Filed under: sexuality, feminism — 04/29/2008

Jane Sexes It Up: True Confessions of Feminist Desire
出版社:Thunder's Mouth Pr( 2002-02-15 )
定価:¥ 1,750
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ISBN-10 : 1568581807
ISBN-13 : 9781568581804

Look Both Ways: Bisexual Politics

Filed under: feminism, queer — 04/29/2008

Look Both Ways: Bisexual Politics
著者/訳者:Jennifer Baumgardner
出版社:Farrar Straus & Giroux( 2008-03-04 )
定価:¥ 1,539
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ISBN-10 : 0374531080
ISBN-13 : 9780374531089

Manifesta: Young Women, Feminism, and the Future

Filed under: third wave — 04/29/2008

Manifesta: Young Women, Feminism, and the Future
著者/訳者:Jennifer Baumgardner Amy Richards
出版社:Farrar Straus & Giroux( 2000-10-04 )
定価:¥ 1,641
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ISBN-10 : 0374526222
ISBN-13 : 9780374526221


第二波フェミニズムの最も有名なフェミニスト、グロリア・スタイネムの元アシスタントだった Amy Richards と、彼女とともに『Ms.』誌で編集者として働いていた Jennifer Baumgardner による共著。若い女性向けのフェミニズム入門編的な内容で、著者らは2000年代に入ってから『To Be Real』の Rebecca Walker らにかわって「第三波フェミニズム」の代表とみなされるようになった(わたしの分類では、第三波フェミニズム・第三期・リベラルフェミニズム)。しかし「わたしたちの世代」を代弁していながらその内容が白人中流女性の生活実感だけを語っている内容に、某大学で開かれた「第三波フェミニズム」についてのコンファレンスでは同世代の発表者が次から次へと『Manifesta』批判を繰り広げた。たとえば本書において「フェミニズム内部の人種差別」の問題は三度言及されているが、二度は「フェミニズムに対して人種差別的であるという不当な攻撃があった」という内容で、最後の一つが「フェミニズム内部で人種差別を感じた人もいた」と、差別があったのではなくその人がそう「感じた」だけであるような記述。しかし入門書としての(白人中流階級の女性にとっての)分かりやすさから女性学のクラスでテキストとして取り上げられることも多く、影響力は強い。同じ著者らによる『Grassroots: A Field Guide for Feminist Activism』も参照。

Fire With Fire: The New Female Power and How to Use It

Filed under: third wave, feminism — 04/29/2008

Fire With Fire: The New Female Power and How to Use It
著者/訳者:Naomi Wolf
出版社:Fawcett Books( 1994-10 )
定価:¥ 1,254
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ISBN-10 : 0449909514
ISBN-13 : 9780449909515


Naomi Wolfと言えばベストセラーとなったデビュー作『The Beauty Myth』が有名だが、第二作となったこの『Fire With Fire』で大きく転向したと言われる(わたしはもともと彼女はこういう路線だと思っていたが)。著者はこの本で、差別や抑圧を声高に訴えるフェミニズムを「被害者フェミニズム」と切って捨て、まだ差別は残るがその気になれば女性が成功を掴むだけの機会は揃ったと主張するーーそれ自体、彼女のような白人女性エリートだけの話じゃないかと言われればそれまでなのだけれどーー「パワー・フェミニズム」を提唱する。第1作ではマスコミによるマインドコントロールで女性は主体性を奪われていると言っておきながら、第2作で「フェミニズムは女性の主体性を尊重しなくてはならない」と言うのはやや勝手だけれど、傲慢なまでの自信がみなぎった力強い文章は魅力。アル・ゴア副大統領の2000年の選挙でコンサルタントをつとめて以来、最近は政治に関わり出している。

Cunt: A Declaration of Independence

Filed under: third wave, feminism — 04/29/2008

Cunt: A Declaration of Independence (Live Girls Series)
著者/訳者:Inga Muscio
出版社:Seal Pr( 2002-10 )
定価:¥ 1,637
ペーパーバック
ISBN-10 : 1580050751
ISBN-13 : 9781580050753


Cunt」というのは女性の性器を指す卑猥なスラングで、女性に対する最も侮辱的な蔑称の1つ。 しかしその語源は太古の昔女性の性と生殖の力を崇める敬称だった・・・という秘められた「神話」を創作しつつ、「体の真珠」と彼女が呼ぶ女性器に関する様々な話題について書かれたのがこの本。メインストリームのフェミニズム系雑誌では「このような主張なら70年代にもっとうまく書かれている」と酷評されたけれど(そして、それは事実だけど)、新たに発見しなおすプロセスは全く無駄ではない。女性器と「女性」を直結させる根本主義的な部分は当然のごとく批判を受けたけれども、女性器の呼称が侮辱語として通用している限りこの本の価値はなくならない。

Shopping for Identity: The Marketing of Ethnicity

Filed under: economics, pop culture, race + ethnicity — 04/29/2008

Shopping for Identity: The Marketing of Ethnicity
著者/訳者:Marilyn Halter
出版社:Schocken Books( 2000-09-12 )
定価:¥ 2,712
ハードカバー
ISBN-10 : 0805241566
ISBN-13 : 9780805241563


絶えざる移民の流入でますます多様になる米国社会。各世代の移民たちは、アメリカ社会に同化しつつも同時に民族的な食品などの消費によって民族的アイデンティティを確認し、保護してきた。そしてそうした消費者を狙い、特定の民族的コミュニティに向けた製品を開発し、あるいは特定の民族にアピールするためのさまざまなマーケティングをめぐらせる企業。豊富な実例で民族的な消費行動とマーケティングの歴史とメカニズムを明らかにする。「消費によるアイデンティティ確認」は民族に関わらずあらゆるアイデンティティに関係していそうだ。

赤ちゃんの値段

Filed under: japan, books in japanese — 04/28/2008

赤ちゃんの値段
著者/訳者:高倉 正樹
出版社:講談社( 2006-06-20 )
定価:¥ 1,785
単行本
ISBN-10 : 4062134845
ISBN-13 : 9784062134842


タイトルを直訳すると「合理的な有権者という神話/なぜ民主主義はダメな政策を選択するのか」。要約すると有権者は経済学を理解しないバカばかりで、経済学から見れば明らかにおかしい経済政策をやたらと支持している、という内容。それは、有権者は自分の一票で政策が変わることはないと分かっており、したがってどの候補に投票しても個人的なコストが生じないので、自分が持っている偏見を肯定してくれる候補に入れることで感情的に満たされようとしているからだと経済学者の著者は分析している。事実その通りなんだろうけど、救いようがない。著者は「ダメな政策」を支持する有権者の責任を問う一方で、その駄目な政策を掲げる政治家については「有権者の支持を得なくてはいけないのだから仕方がない」と免責しているのだけれど、著者自身のバイアスを露呈しているように見える。ていうか、一番悪いのは一般市民に学術的にまともな見解をきちんと説明できない経済学者じゃないんだろうかと思ってしまう。

The Myth of the Rational Voter: Why Democracies Choose Bad Policies

Filed under: economics, politics — 04/28/2008

The Myth of the Rational Voter: Why Democracies Choose Bad Policies
著者/訳者:Bryan Caplan
出版社:Princeton Univ Pr( 2007-04-27 )
定価:¥ 3,293
ハードカバー
ISBN-10 : 0691129428
ISBN-13 : 9780691129426


タイトルを直訳すると「合理的な有権者という神話/なぜ民主主義はダメな政策を選択するのか」。要約すると有権者は経済学を理解しないバカばかりで、経済学から見れば明らかにおかしい経済政策をやたらと支持している、という内容。それは、有権者は自分の一票で政策が変わることはないと分かっており、したがってどの候補に投票しても個人的なコストが生じないので、自分が持っている偏見を肯定してくれる候補に入れることで感情的に満たされようとしているからだと経済学者の著者は分析している。事実その通りなんだろうけど、救いようがない。著者は「ダメな政策」を支持する有権者の責任を問う一方で、その駄目な政策を掲げる政治家については「有権者の支持を得なくてはいけないのだから仕方がない」と免責しているのだけれど、著者自身のバイアスを露呈しているように見える。ていうか、一番悪いのは一般市民に学術的にまともな見解をきちんと説明できない経済学者じゃないんだろうかと思ってしまう。

Nudge: Improving Decisions About Health, Wealth, and Happiness

Filed under: economics, politics, psychology — 04/28/2008

Nudge: Improving Decisions About Health, Wealth, and Happiness
著者/訳者:Richard H. Thaler Cass R. Sunstein
出版社:Yale Univ Pr( 2008-04-08 )
定価:¥ 2,858
ハードカバー
ISBN-10 : 0300122233
ISBN-13 : 9780300122237

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