赤ちゃんの値段

Filed under: japan, books in japanese — 04/28/2008

赤ちゃんの値段
著者/訳者:高倉 正樹
出版社:講談社( 2006-06-20 )
定価:¥ 1,785
単行本
ISBN-10 : 4062134845
ISBN-13 : 9784062134842


タイトルを直訳すると「合理的な有権者という神話/なぜ民主主義はダメな政策を選択するのか」。要約すると有権者は経済学を理解しないバカばかりで、経済学から見れば明らかにおかしい経済政策をやたらと支持している、という内容。それは、有権者は自分の一票で政策が変わることはないと分かっており、したがってどの候補に投票しても個人的なコストが生じないので、自分が持っている偏見を肯定してくれる候補に入れることで感情的に満たされようとしているからだと経済学者の著者は分析している。事実その通りなんだろうけど、救いようがない。著者は「ダメな政策」を支持する有権者の責任を問う一方で、その駄目な政策を掲げる政治家については「有権者の支持を得なくてはいけないのだから仕方がない」と免責しているのだけれど、著者自身のバイアスを露呈しているように見える。ていうか、一番悪いのは一般市民に学術的にまともな見解をきちんと説明できない経済学者じゃないんだろうかと思ってしまう。

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