まっとうな経済学
まっとうな経済学
著者/訳者:ティム・ハーフォード
出版社:ランダムハウス講談社( 2006-09-14 )
定価:¥ 1,890
単行本
ISBN-10 : 4270001445
ISBN-13 : 9784270001448
タイトルからして『ヤバい経済学』と対照的なのが、ティム・ハーフォードのこの本。コーヒー店やスーパーマーケットの商法といった身近な話題で読者を引き込みつつ、読み終わる頃には世の中の事柄に関する経済学的な視点を理解できるようになる良書。特に政治的に左寄りの読者にとっては、善意の行動や政策が必ずしも良い結果をもたらさないことを説き、むしろ市場原理に委ねることが問題解決に繋がるという著者の主張には納得がいかない面もあるだろうけど、だからこそ自由市場論者の論理を理解するためにも読んでおくべき。ていうか、結論に同意しなくていいから、左派系の人がみんな「一般的な経済学ではこう考えるんだ」ということを理解してくれたら助かるんだけどなー。内容はかなり正統派なので、邦訳タイトルが『ヤバい経済学』に便乗しているようなイメージを出しているとしたら残念。そもそも、まっとうな内容の本に「まっとうな」なんて胡散臭い題付けて売るなよ。
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