¡Ask a Mexican!

Filed under: race + ethnicity — 09/01/2008

Ask a Mexican!

著者/訳者:Gustavo Arellano

出版社:Scribner( 2008-04-22 )

定価:¥ 1,346

ペーパーバック ( 272 ページ )

ISBN-10 : 1416540032

ISBN-13 : 9781416540038



メキシコ系コラムニストによる有名コラムの書籍化。メキシコ人とメキシコ系米国人に関するあらゆる疑問やステレオタイプにユーモアを交えつつ応える。というより、ステレオタイプや偏見−−ここには、メキシコ人に対する偏見だけでなく、メキシコ人が抱く白人やその他の人種への偏見なども含まれる−−をネタに含んだ面白おかしい回答に笑いつつ、現代の米国で生きるメキシコ系移民や米国生まれのメキシコ系米国人たちの文化や生活や価値観に親しめる。この本を読んだだけで分かった気になるのは問題だけれど、とりあえずメキシコ人やメキシコ系移民らを知る第一歩にはなると思う。

Stuff White People Like: A Definitive Guide to the Unique Taste of Millions

Filed under: pop culture, race + ethnicity — 07/27/2008

Stuff White People Like: The Definitive Guide to the Unique Taste of Millions

著者/訳者:Christian Lander

出版社:Random House Inc (P)( 2008-07 )

定価:¥ 1,449

ペーパーバック ( 224 ページ )

ISBN-10 : 0812979915

ISBN-13 : 9780812979916



文字通り「白人が好きなモノ」をアイロニカルに扱った人気ブログの書籍化。著者が揶揄しているのは、マイケル・ムーアが「バカでマヌケなアメリカ白人」と呼ぶような、ステレオタイプ化された「無知で頑迷な田舎の保守白人」ではない。サブタイトルの「何百人もの人々の、ユニークな嗜好」というタイトルから分かるように、この本が笑いの対象とするのは、ムーアを含めた「寛容で、理知的で、洗練された」リベラルな白人たちの、いかにも凡庸な「自分らしさ」への耽溺−−それはメタレイシズムと市場経済を通して補充される−−だ。白人性研究(ホワイトネス・スタディーズ)でも「凡庸かつ強迫的なまでの個性重視主義」が現代アメリカにおいて白人性が抱える病理として取り上げられているが、この本はユーモアたっぷりにそれを分かりやすくデモンストレーションしている。

Ono Ono Girl’s Hula

Filed under: essay + poetry, postcolonial, race + ethnicity — 04/29/2008

Ono Ono Girl's Hula

著者/訳者:Carolyn Lei-Lanilau

出版社:Univ of Wisconsin Pr( 1997-10-15 )

定価:¥ 2,421

ペーパーバック ( 196 ページ )

ISBN-10 : 0299156346

ISBN-13 : 9780299156343


Shopping for Identity: The Marketing of Ethnicity

Filed under: economics, pop culture, race + ethnicity — 04/29/2008

Shopping for Identity: The Marketing of Ethnicity

著者/訳者:Marilyn Halter

出版社:Schocken Books( 2000-09-12 )

定価:¥ 2,381

ハードカバー ( 256 ページ )

ISBN-10 : 0805241566

ISBN-13 : 9780805241563



絶えざる移民の流入でますます多様になる米国社会。各世代の移民たちは、アメリカ社会に同化しつつも同時に民族的な食品などの消費によって民族的アイデンティティを確認し、保護してきた。そしてそうした消費者を狙い、特定の民族的コミュニティに向けた製品を開発し、あるいは特定の民族にアピールするためのさまざまなマーケティングをめぐらせる企業。豊富な実例で民族的な消費行動とマーケティングの歴史とメカニズムを明らかにする。「消費によるアイデンティティ確認」は民族に関わらずあらゆるアイデンティティに関係していそうだ。

A Bound Man: Why We Are Excited About Obama and Why He Can’t Win

Filed under: politics, race + ethnicity — 04/24/2008

A Bound Man: Why We Are Excited About Obama and Why He Can't Win

著者/訳者:Shelby Steele

出版社:Free Pr( 2007-12-04 )

定価:¥ 2,278

ハードカバー ( 160 ページ )

ISBN-10 : 1416559175

ISBN-13 : 9781416559177



著者のスティールは保守系シンクタンクに所属する黒人政治評論家。かれによれば、米国社会では黒人は成功するために多数派である白人との関係において「挑戦型」もしくは「取り引き型」のどちらかの仮面をかぶらなければならず、結果として個人としての声を奪われていると指摘する。バラック・オバマはその「取り引き型」の政治家として大統領の座に歴史上もっとも接近した黒人だが、スティールはかれを支持する白人有権者たちの心理に「人種差別の過去を決済してしまいたい」という欲望を見出す。オバマはそうした欲望に縛り付けられ、自分の声を挙げられずにいるのだとする。一部露骨なアンチ・リベラルな主張が出てきてわたし的にはひるんでしまうのだけど、保守派黒人論客という立場から見たオバマの分析はとても参考になる。(しかしある白人の知り合いがこの本を読んで「黒人たちはもういい加減差別のことなんて忘れるべきだ」とか言い出したのにはびびった。)

This Bridge We Call Home: Radical Visions for Transformation

Filed under: feminism, postcolonial, race + ethnicity — 04/24/2008

This Bridge We Call Home: Radical Visions for Transformation

出版社:Routledge( 2002-10 )

定価:¥ 4,136

ペーパーバック ( 624 ページ )

ISBN-10 : 0415936829

ISBN-13 : 9780415936828


Outsiders Within: Writing on Transracial Adoption

Filed under: postcolonial, race + ethnicity — 04/24/2008

Outsiders Within: Writing on Transracial Adoption

出版社:South End Pr( 2006-08-31 )

定価:¥ 2,070

ペーパーバック ( 300 ページ )

ISBN-10 : 0896087646

ISBN-13 : 9780896087644



養子制度によって国や人種の違う家庭で育てられた人たちーー実際には白人家庭で育てられた非白人ーーによるエッセイ集。国際養子制度と国内の異人種間養子縁組は前者がアジア人の問題、後者が黒人の問題として論じられる傾向があるのだけれど、この本は両者を同じ次元で取り上げようとした試み。編者のスタンスは、養子制度の是非自体には踏み込まないまでも、自分の出自とは違った国籍や人種や文化の家族に育てられた子どもたちが直面したさまざまな困難を当事者の声を通して伝えるというもの。エッセイには読み物としてやや弱いものが混ざっているけれど、それも生の声。

Conquest: Sexual Violence And American Indian Genocide

Filed under: postcolonial, race + ethnicity — 04/24/2008

Conquest: Sexual Violence And American Indian Genocide

著者/訳者:Andrea Smith

出版社:South End Pr( 2005-05-30 )

定価:¥ 1,863

ペーパーバック ( 250 ページ )

ISBN-10 : 0896087433

ISBN-13 : 9780896087439


Shattered Bonds: The Color of Child Welfare

Filed under: class + poverty, race + ethnicity — 04/24/2008

Shattered Bonds: The Color of Child Welfare

著者/訳者:Dorothy Roberts

出版社:Basic Civitas Books( 2003-01-07 )

定価:¥ 1,812

ペーパーバック ( 352 ページ )

ISBN-10 : 0465070590

ISBN-13 : 9780465070596



米国で「ネグレクト」などを理由として家庭から引き離される子どもは特に黒人コミュニティにおいて増え続けている。著者はその原因の大きな部分は福祉政策の破綻や人種差別的な司法制度・児童保護制度にあるとし、貧困放置の尻拭いとして黒人の親たちを罰する政策から、貧困家庭をサポートすることによってその別離を防ぐ政策への転換を訴える。

How To Rent A Negro

Filed under: race + ethnicity — 04/24/2008

How To Rent A Negro

著者/訳者:Damali Ayo

出版社:Lawrence Hill & Co( 2005-06 )

定価:¥ 1,548

ペーパーバック ( 208 ページ )

ISBN-10 : 1556525737

ISBN-13 : 9781556525735



「ニグロ(黒人を指す旧称、侮辱的とされる)をレンタルするには」ーーこの刺激的なタイトルの本を出した著者はポートランド在住の黒人女性アーティスト。奴隷として売られることはなくなったけど、黒人であることを自称リベラルな白人にありがたれ、「黒人としての意見を聞かせてちょうだい」「集会に黒人が少ないから来てくれ」「黒人の友人がいるとクールだから友人になって欲しい」と日常的に搾取されているではないか! そこで彼女は、それらの無償労働に値段をつけはじめた。黒人をレンタルしたい白人や、レンタルで一儲けしたい黒人へのアドバイスに満ちた本書は、人種問題についての不快な、しかし重要な会話を誘発すること間違いなし。

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