Redistribution or Recognition?: A Political-Philosophical Exchange

Filed under: politics, class + poverty, feminism — 09/30/2008

Redistribution or Recognition?: A Political-Philosophical Exchange
著者/訳者:Nancy Fraser Axel Honneth
出版社:Verso Books( 2003-09-11 )
定価:¥ 2,484
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ISBN-10 : 1859844928
ISBN-13 : 9781859844922

Obamanomics: How Bottom-Up Economic Prosperity Will Replace Trickle-Down Economics

Filed under: economics, politics — 09/10/2008

Obamanomics: How Bottom-up Economic Prosperity Will Replace Trickle-down Economics
著者/訳者:John R. Talbott
出版社:Seven Stories Pr( 2008-07 )
定価:¥ 1,914
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ISBN-10 : 1583228659
ISBN-13 : 9781583228654


タイトルから分かる通り、現在大統領選挙に出ているバラック・オバマ上院議員の経済政策について分析した本。だと思って手に取ったのだけど、著者は「クールエイドを飲んだ」(オバマに陶酔した)状態。オバマのさまざまな演説から良いところやカッコいいところを切り貼りして、オバマが大統領になればこんなに素晴らしい政策が実現される、みたいに言うんだけど、もし本当にこの通り実現させようとしたら、野党共和党どころか民主党内からも猛烈な反発が起きて全部潰されるに決まってる。もちろん言っている内容は立派なことが多いのだけれど、著者にはもうちょっと批判的な視点からも見て欲しかった。

Violence

Filed under: politics, postcolonial, theory — 09/01/2008

Violence: Six Sideways Reflections (Big Ideas/Small Books)
著者/訳者:Slavoj Zizek
出版社:Picador USA( 2008-07-22 )
定価:¥ 1,581
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ISBN-10 : 0312427182
ISBN-13 : 9780312427184

The Ten-Cent Plague: The Great Comic-Book Scare and How It Changed America

Filed under: politics, pop culture — 08/26/2008

The Ten-Cent Plague: The Great Comic-Book Scare and How It Changed America
著者/訳者:David Hajdu
出版社:Farrar Straus & Giroux (T)( 2008-03-18 )
定価:¥ 2,936
ハードカバー
ISBN-10 : 0374187673
ISBN-13 : 9780374187675

Buying Freedom: The Ethics and Economics of Slave Redemption

Filed under: economics, politics, class + poverty — 08/09/2008

Buying Freedom: The Ethics and Economics of Slave Redemption
出版社:Princeton Univ Pr( 2007-07-02 )
定価:¥ 2,253
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ISBN-10 : 0691130108
ISBN-13 : 9780691130101


人権擁護をかかげるキリスト教系の国際人権団体に、内戦の続くスーダンで武装勢力によって誘拐され奴隷とされた人を、奴隷市場でお金で買い取り解放する運動をやっているものがある。この運動には、たとえ解放する目的であっても奴隷を買い取ることは人身売買に加担することに変わりないし、需要は供給を生み出して結局より多くの人が奴隷にされてしまう、という世界中の人権団体からの轟々たる非難が集中しているが、この問題を倫理と経済学の両面からより複雑に分析したのがこの論集。奴隷をお金で買い取って解放すれば良いというこの団体の単純さは懐疑的な眼差しを向けられるべきだけれど、それを非難する側もまた単純な感情論や経済学理論の中途半端な適用に陥っていないか。理想的な解決策を主張することが結局「なにもしないこと」を帰結しかねない中、個別の状況に即して論じられる必要を感じる。

Our Undemocratic Constitution: Where the Constitution Goes Wrong (And How We the People Can Correct It)

Filed under: politics, code — 08/08/2008

Our Undemocratic Constitution: Where the Constitution Goes Wrong (And How We the People Can Correct It)
著者/訳者:Sanford Levinson
出版社:Oxford Univ Pr (Txt)( 2008-03-07 )
定価:¥ 2,253
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ISBN-10 : 0195365577
ISBN-13 : 9780195365573


アメリカ憲法がいかに非民主的であり、改憲されなければならないかを論じた本−−なんだけれど、民主主義だからってなんでも人々の投票で選ぶのが良いことなのか、という疑問を感じる。著者が「非民主的」だと指摘するのは、無能な大統領をリコールする制度がない、最高裁判事が終身任命される、最も得票の多い大統領候補が当選するとは限らない、などだけれど、それにはそれぞれちゃんとした理由がある。そもそもどうして民主主義がそんなに素晴らしいのかという考察がないから、無制限になんでも国民が選べるのが良いことになってしまっている。「建国の父」は限りなく偉く賢くて、かれらの意志を継ぐことがわれわれの義務だ、という風潮のある米国で、かれらが書いた憲法を根本的に否定するのは勇気がいることなのだけれど、だからといって「建国の父」の権威のかわりに「民主主義」信仰を持ち出されてもねぇ。

Just How Stupid Are We?: Facing the Truth About the American Voter

Filed under: politics — 08/06/2008

Just How Stupid Are We?: Facing the Truth About the American Voter
著者/訳者:Rick Shenkman
出版社:Basic Books( 2008-06-09 )
定価:¥ 2,823
ハードカバー
ISBN-10 : 0465077714
ISBN-13 : 9780465077717


「わたしたちってどんだけアホなのか?」というタイトルの通り、著者は米国の有権者がおそろしいほどまでに公民として民主主義を支えるのに必要な知識を欠いていることを指摘しつつ、アメリカ市民の平均的な知能や教育程度は決して低下していないと言う。著者は、有権者が置かれたメディア環境、無知につけこむ政治家や政党、そしてかつて大衆が政治について関心を持つきっかけとなった労組の崩壊などを挙げるが、それらの変化は「社会の複雑化」という抗いようのない潮流の一部であるはずで、どう対抗しろというのか。巻末にいくつか提案があるけれども、どれもあんまり期待できそうにない。そもそもこういう主張を200ページの本にして出しても訴えかけるべき人に届かないのは目に見えているわけで、これを15秒のコマーシャルにできないのが辛いところ。

Netroots Rising: How a Citizen Army of Bloggers and Online Activists are Changing American Politics

Filed under: politics, internet — 07/27/2008

Netroots Rising: How a Citizen Army of Bloggers and Online Activists Is Changing American Politics
著者/訳者:Lowell Feld Nate Wilcox
出版社:Praeger Pub( 2008-06-30 )
定価:¥ 4,511
ハードカバー
ISBN-10 : 0313346607
ISBN-13 : 9780313346606

Righting Feminism: Conservative Women and American Politics

Filed under: politics, feminism — 05/25/2008

Righting Feminism: Conservative Women and American Politics
著者/訳者:Ronnee Schreiber
出版社:Oxford Univ Pr (Txt)( 2008-06-16 )
定価:¥ 3,382
ハードカバー
ISBN-10 : 0195331818
ISBN-13 : 9780195331813


保守系財団からの強力なサポートを受けて1980年代から活動を活発化させ、差別禁止憲法修正条項を挫折させるなどフェミニズムの政治における影響力を徹底的に削ぐことに成功した保守系女性運動についての研究。Concerned Women for America や Independent Women’s Forum といった団体の関係者や活動家へのインタビューによって明らかにされるのは、保守系女性運動そのものがフェミニズムの論理や成果と複雑な共振性を持っていることだ。

The Myth of the Rational Voter: Why Democracies Choose Bad Policies

Filed under: economics, politics — 04/28/2008

The Myth of the Rational Voter: Why Democracies Choose Bad Policies
著者/訳者:Bryan Caplan
出版社:Princeton Univ Pr( 2007-04-16 )
定価:¥ 3,382
ハードカバー
ISBN-10 : 0691129428
ISBN-13 : 9780691129426


タイトルを直訳すると「合理的な有権者という神話/なぜ民主主義はダメな政策を選択するのか」。要約すると有権者は経済学を理解しないバカばかりで、経済学から見れば明らかにおかしい経済政策をやたらと支持している、という内容。それは、有権者は自分の一票で政策が変わることはないと分かっており、したがってどの候補に投票しても個人的なコストが生じないので、自分が持っている偏見を肯定してくれる候補に入れることで感情的に満たされようとしているからだと経済学者の著者は分析している。事実その通りなんだろうけど、救いようがない。著者は「ダメな政策」を支持する有権者の責任を問う一方で、その駄目な政策を掲げる政治家については「有権者の支持を得なくてはいけないのだから仕方がない」と免責しているのだけれど、著者自身のバイアスを露呈しているように見える。ていうか、一番悪いのは一般市民に学術的にまともな見解をきちんと説明できない経済学者じゃないんだろうかと思ってしまう。

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