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	<title>黒人保守論客シェルビー・スティールが語る「それでもオバマが勝てない理由」 へのコメント</title>
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		<title>macska より</title>
		<link>http://macska.org/article/216#comment-338795</link>
		<dc:creator>macska</dc:creator>
		<pubDate>Sat, 23 Feb 2008 04:49:14 +0000</pubDate>
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		<description>こんにちは、ゲストさん。このブログのみで使用する名前でも構わないので、次からは何かペンネームなりハンドルを名乗っていただけると嬉しいです。
&lt;blockquote&gt;
Pew/NPR Poll（だったかな）によれば白人・黒人・ヒスパニック全てにおいて、「黒人自身の問題」説派が増えているのも、やはりアメリカにはもはや差別が存在する「はず」が無いという思いの現われでしょうか。
&lt;/blockquote&gt;
調査報告書は、こちらですね。
http://pewresearch.org/pubs/634/black-public-opinion

PDFファイルを読むと、３３ページにはこう書いてあります。
&lt;blockquote&gt;
The survey also suggests that attitudes about what is more to blame for the failure of many blacks to advance appear to be strongly related to perceptions of discrimination against blacks.

For example, about four-in-ten blacks (37%) who believe African Americans are often discriminated against when applying for jobs also say discrimination is the main reason why some blacks don&#039;t get ahead. But among blacks who say employment discrimination is relatively infrequent, only 15% believe bias is the major obstacle for black advancement.

A similar pattern is apparent among whites. About a third (34%) of whites who believe job discrimination against blacks is common say discrimination is mainly to blame for the fact that many blacks fail to advance. This view is held by just 11% of whites who say this form of racial bias is uncommon. Similarly, four-in-ten Hispanics who say blacks frequently are discriminated against when seeking work say discrimination is to blame for lack of black advancement, roughly double the proportion of Hispanics (19%) who say anti-black bias in employment is rare.
&lt;/blockquote&gt;
まぁ当たり前の指摘ですが、人種差別なんてほとんどないと信じている人は、多くの黒人が社会的に成功できない理由を差別の存在ではなく個人の責任であると考えがちであり、人種差別が広範に存在すると信じている人は、逆に差別を理由として挙げる傾向が強いようです。繰り返しますが当たり前の話。

わたしの考えですが、ある特定の個人の状況についてであれば個人的な責任をあれこれ言うことにも意味があるかもしれませんが、大きな社会集団についての議論で「制度的な問題か、それとも個人の問題か」を議論することにはあまり意味を見出しません。というのも、仮に黒人が白人に比べて真面目に勉強・労働しないという事実があったとしたら、かれらが努力しなくなった理由もまた制度的な問題に求めることが理論上可能だからです。その一例を次のエントリにおいて「負のインセンティヴ・スパイラル」として解説しています。

個人にはいろいろ得意不得意や資質の差がありますし、集団間にも平均的な差異はあるでしょう。でもわたしは、「真面目に努力すれば報われる」ようなインセンティヴ・システムがきちんと整備されている限り、程度の差こそあれ大部分の人はそれなりに社会の中に居場所を見つけることができると考えています。差別はそれ自体が差別を受ける人たちに被害をもたらすだけでなく、努力してもどうせ報われないのだからコストを払って努力するのは無駄だという考え方を植え付け、インセンティヴ・システムを破壊します。そして、特定の集団が大挙して努力は無駄だと思えば、それを根拠として差別はさらに広範化します。それが「負のインセンティヴ・スパイラル」です。

つまり、「個人の問題」と「制度の問題」は切り離されているのではなく、両者がお互いの前提を供給し強化しあう関係を結ぶことによって悪循環を起こすことがあり得るわけです。もし仮に「個人の問題」が原因の一部であるとするなら、それはインセンティヴ・システムが破綻していることを意味しているので、個人を責めて済ませるわけにはいきません（もちろん、個別のケースについてであれば、本人の怠慢を責めるべき場合はあるでしょうが、ここでは集団単位の話をしています）。なんらかの制度的介入によって「努力すれば報われる」仕組みを作り直す必要があります。もちろん、Pew の調査は人々の人種意識を調べる意図で、わざとこのような乱暴な設問にしたのでしょうけどね。</description>
		<content:encoded><![CDATA[<p>こんにちは、ゲストさん。このブログのみで使用する名前でも構わないので、次からは何かペンネームなりハンドルを名乗っていただけると嬉しいです。</p>
<blockquote><p>
Pew/NPR Poll（だったかな）によれば白人・黒人・ヒスパニック全てにおいて、「黒人自身の問題」説派が増えているのも、やはりアメリカにはもはや差別が存在する「はず」が無いという思いの現われでしょうか。
</p></blockquote>
<p>調査報告書は、こちらですね。<br />
<a href="http://pewresearch.org/pubs/634/black-public-opinion" rel="nofollow">http://pewresearch.org/pubs/634/black-public-opinion</a></p>
<p>PDFファイルを読むと、３３ページにはこう書いてあります。</p>
<blockquote><p>
The survey also suggests that attitudes about what is more to blame for the failure of many blacks to advance appear to be strongly related to perceptions of discrimination against blacks.</p>
<p>For example, about four-in-ten blacks (37%) who believe African Americans are often discriminated against when applying for jobs also say discrimination is the main reason why some blacks don&#8217;t get ahead. But among blacks who say employment discrimination is relatively infrequent, only 15% believe bias is the major obstacle for black advancement.</p>
<p>A similar pattern is apparent among whites. About a third (34%) of whites who believe job discrimination against blacks is common say discrimination is mainly to blame for the fact that many blacks fail to advance. This view is held by just 11% of whites who say this form of racial bias is uncommon. Similarly, four-in-ten Hispanics who say blacks frequently are discriminated against when seeking work say discrimination is to blame for lack of black advancement, roughly double the proportion of Hispanics (19%) who say anti-black bias in employment is rare.
</p></blockquote>
<p>まぁ当たり前の指摘ですが、人種差別なんてほとんどないと信じている人は、多くの黒人が社会的に成功できない理由を差別の存在ではなく個人の責任であると考えがちであり、人種差別が広範に存在すると信じている人は、逆に差別を理由として挙げる傾向が強いようです。繰り返しますが当たり前の話。</p>
<p>わたしの考えですが、ある特定の個人の状況についてであれば個人的な責任をあれこれ言うことにも意味があるかもしれませんが、大きな社会集団についての議論で「制度的な問題か、それとも個人の問題か」を議論することにはあまり意味を見出しません。というのも、仮に黒人が白人に比べて真面目に勉強・労働しないという事実があったとしたら、かれらが努力しなくなった理由もまた制度的な問題に求めることが理論上可能だからです。その一例を次のエントリにおいて「負のインセンティヴ・スパイラル」として解説しています。</p>
<p>個人にはいろいろ得意不得意や資質の差がありますし、集団間にも平均的な差異はあるでしょう。でもわたしは、「真面目に努力すれば報われる」ようなインセンティヴ・システムがきちんと整備されている限り、程度の差こそあれ大部分の人はそれなりに社会の中に居場所を見つけることができると考えています。差別はそれ自体が差別を受ける人たちに被害をもたらすだけでなく、努力してもどうせ報われないのだからコストを払って努力するのは無駄だという考え方を植え付け、インセンティヴ・システムを破壊します。そして、特定の集団が大挙して努力は無駄だと思えば、それを根拠として差別はさらに広範化します。それが「負のインセンティヴ・スパイラル」です。</p>
<p>つまり、「個人の問題」と「制度の問題」は切り離されているのではなく、両者がお互いの前提を供給し強化しあう関係を結ぶことによって悪循環を起こすことがあり得るわけです。もし仮に「個人の問題」が原因の一部であるとするなら、それはインセンティヴ・システムが破綻していることを意味しているので、個人を責めて済ませるわけにはいきません（もちろん、個別のケースについてであれば、本人の怠慢を責めるべき場合はあるでしょうが、ここでは集団単位の話をしています）。なんらかの制度的介入によって「努力すれば報われる」仕組みを作り直す必要があります。もちろん、Pew の調査は人々の人種意識を調べる意図で、わざとこのような乱暴な設問にしたのでしょうけどね。</p>
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		<title>匿名 より</title>
		<link>http://macska.org/article/216#comment-338655</link>
		<dc:creator>匿名</dc:creator>
		<pubDate>Sat, 23 Feb 2008 00:59:58 +0000</pubDate>
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		<description>Obamaが自らの黒人性（というのも変な言い方ですが）をはっきり示していないのも気になります。アメリカ人の中にはObamaは黒人ではない、と思っている人もいるようですが・・・

Pew/NPR Poll（だったかな）によれば白人・黒人・ヒスパニック全てにおいて、「黒人自身の問題」説派が増えているのも、やはりアメリカにはもはや差別が存在する「はず」が無いという思いの現われでしょうか。</description>
		<content:encoded><![CDATA[<p>Obamaが自らの黒人性（というのも変な言い方ですが）をはっきり示していないのも気になります。アメリカ人の中にはObamaは黒人ではない、と思っている人もいるようですが・・・</p>
<p>Pew/NPR Poll（だったかな）によれば白人・黒人・ヒスパニック全てにおいて、「黒人自身の問題」説派が増えているのも、やはりアメリカにはもはや差別が存在する「はず」が無いという思いの現われでしょうか。</p>
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